2017-02

名店でしたな。

 京都 ・・ 八坂神社前の四条通を横切り北に向かう。
巽橋を渡り雰囲気のある新橋通を経由して賑やかな大和大路通に出るとハイヤー待ちの舞妓が佇んでいる。

 舞妓

 ・・・( ̄∇ ̄;) ジ~ン・・ 祇園だぁ・・・ まるで一幅の絵のようだ・・

 その大和大路通をすぐ右折すると今までの喧騒が嘘のように静かな新門前通。 これまた薄暗くて風情のある通だ。
その通に面して本日の目的である陶然亭がある。

 外観

 開店と同時の6時に店に入る。
希望通りカウンター中央に席を設えてもらう。 テーブル席も二つ(?)くらいあったか。

 大将と若い料理人、大将の奥方らしき妙齢の女性の3人で賄われている割烹である。

 開店して11年だそうだ。 老舗店のような風格はないが小奇麗で清潔感のある店である。
飲み物はまず生ビール(600円)

 料理は1万円のコースを予約してある。

 先付。 松葉ガニとカラシ菜をポン酢味のゼリーで覆いイクラをトッピングしてある。

 松葉ガニ

 ウマいッスねぇ~(* ̄∀ ̄)・・ 京都にあって越前ガニではなく松葉ガニというのが嬉しいところである。

 アナゴのお造り。 極太のアナゴの身を極薄にスライスしたもの。

 アナゴ

 ウマイッスねえ~(* ̄∀ ̄)・・ しっかり寝かされた熟成の味。

アクセントに添えられたフィンガーライムを載せて食べると180度違う爽快さを伴った味に変わる。

 ライム

 ウマイッスねえ~(* ̄∀ ̄)・・

 お造りの盛り合わせ。 赤貝、金目鯛の炙り、ヒラメ、剣先イカ
赤貝とイカには無数の隠し包丁が入れてある。

 刺身

カウンター越しに大将の仕事振りが目の当たりに出来るのだがこれがまたタマラン!

いずれの刺身もしっかり寝かした熟成した旨み。

 ウマイッスねえ~(* ̄∀ ̄)・・

 こりゃビールなんぞ飲んでる場合じゃない。
という訳で熱燗にスイッチ。 酒は濃州の「乱」(600円)

 熱燗1

 これが実に燗映えする酒で熟成感たっぷりの刺身に合うじゃあ~りませんか!
ちなみに杯は人間国宝の作とか。

 ノドグロと梅のお椀。
ノドグロは美味しいに決まっているが梅と一緒のこの椀物は秀逸。

 料理1

 ノドグロと梅を一緒に食べると実にウマい。
出汁は当然アッサリで最初は物足らないくらいだが梅を潰して食べていくうちに徐々に梅のエキスが出汁に溶け込み素晴らしい味わいだ。

 ウ、ウマイッスねえ~(* ̄∀ ̄)・・

 熱燗のお代わりは九頭竜(900円) お猪口は大将の作。

 熱燗2

 タラの白子 蓮根の餡かけ。

先程の椀もそうだがいずれも出汁の旨味が堪能できる滋味深い味付け。 伝統的な京料理のような超薄味ではなく、かと言って大多数を占める関東圏の客に迎合した濃い目の味付けでは勿論ない。 正に丁度いい味付けとしか言いようがない。

 料理2

 ウマイッスねえ~(* ̄∀ ̄)・・

 天然舞茸と自家製からすみ。

一般的なからすみに比べて薄味で大量に口に入れても塩辛さは感じない。
今回はソテーした舞茸であったが天婦羅にした舞茸でも味わってみたいとは同伴者の弁。

 からすみ

 ウマイッスねえ~(* ̄∀ ̄)・・

 クエとキノコの鍋。

プリプリの肉厚のクエと数種類のキノコを出汁でグツグツ煮立てて登場。

 料理3

 一連の出汁に茸の風味が加わりウマさ倍増。
美味しいに決まっとるやろぉ~(; ̄皿 ̄);;

 アナゴご飯。
目の前でジンワリ焼かれたタレ焼きのアナゴ飯。

 ご飯

 香ばしくて ウマイッスねえ~(* ̄∀ ̄)・・

 じゃこご飯。
腹に余裕があれば追加で提供してもらえる。
京都と言えばチリメン山椒だがこれは山椒の実が入っているわけではなく優しい味付け。 じゃこはタップリある。

 ジャコご飯

 ウマイッスねえ~(* ̄∀ ̄)・・

 デザートはブリュレ。

 デザート

 私の支払は1万2000円強。 生ビール2杯と熱燗2合を飲んだから1万の料理と合わせればこれくらいになる。
サービス料的なものは請求されておらず明瞭会計。

 家族三人で営まれている祇園にありながらどこか牧歌的な雰囲気のある人情味溢れる割烹であった。
あとで調べるとミシュランで一つ星を獲得している実力派の店だった。

 再訪したくなる名店でしたな。
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京都でサルベージ

 京都のディープ酒場「へんこつ」 

 ついに念願叶っての再訪だ。 サルベるぞ~~!(*´∀`)♪

 へんこつ

 ほぼ満席だが一人ものの気安さ、カウンターの奥の方に一席設えてもらった。

 さぁサルベージ!

 サルベージとはへんこつの超人気メニューでテール肉を煮込んでいるうちにグヅグヅになって鍋の底に沈んだ肉の破片だけをすくい上げた呑兵衛垂涎の食べ物なのだ。

 さっそく店主にすくってもらう。

 サルベージ

 もっとグズグズな肉片かと思いきや、意外とブロックなパーツがゴロンゴロンと食べごたえアリ。

 うん、やっぱり美味しいですね。 こりゃビールに合うわぁ。

 ついでにおでんももらう。 タケノコと豆腐。 この大鍋でテールと一緒に煮込まれたおでん。

 おでん3

 これでマズイわけがないやろ~~(`皿´;)ノ

 おでんのタケノコは最高。 まっ茶色に煮込まれたタケノコは最高のヒヤ酒の友だね。

 ひや

豆腐もデカくて最高にテンションが上がるがコッチの味はまぁ普通。

 隣の席には見るからに只者ではない雰囲気の常連さん。
この御仁に気に入ってもらったのは良かったのだが、いわゆる今世間を騒がせている某団体のエライ方のようで(汗)

「なにぃ~ 呉じゃと~ 呉はワシらの業界では聖地じゃぁ~」
「アンタもタダモンじゃないな。 ワシには分かる!」

 ハハ(汗) ま、まぁ私はカタギなんですけどね・・

 つけもの

 何度説明しても
「イヤ、あんたは謙遜しとる。 ワシには分かる!」

だから違うっちゅうとるのに!(; ̄皿 ̄)

リド飲食街。 いいじゃないですか!

  9月16日火曜日の話

 「へんこつ」のある京都タワーの辺りから東本願寺方面に向かう。
ここまで来た以上近くにあるリド飲食街に行ってみたい。

 少し歩くと七条通りには不釣り合いな老朽化した建物が現れた。

 リド看板

 う~む ・・・ 美しい ・・・ 聞きしに勝る造形美ですな(苦笑)

 リド全景

横丁ではなくビルの真ん中が突き抜けになっていて、その両サイドに飲食店が並んでいる。

 リド正面

 中には新しく入れ替わった店もあるのだろうが、箱自体が年代物なので何とも言えぬ妖気、いや風情に溢れておりますな。 
 10数軒の店があるようだ。 

 リド通路

 事前にチェックしていた「じじばば」という店を選んだ。
ユニークなデザインの暖簾を潜って引き戸を開けて中に入る。

 暖簾

 じじいもばばあもおらんやんけ(笑)  とっぽい兄ちゃんが一人だけだ。 先客無し。

 カウンターに座りサッポロの生(650円)をもらう。

 生ビール

 お通しは「ホタルイカの沖漬&マッシュポテト」 面白い組み合わせだね。

 お通し

 アボガド自家製ラー油がけ(500円) 

 アボガド

 面白い酒のアテだが、アボガドはやはりワサビ醤油のほうが合うなあ。

 ここで神亀純米(750円)をもらう。
 
 神亀

 ヒヤで出すところがイイね。

 自家製ぬか漬け(550円)も注文。 程なく登場したぬか漬けに思わず絶句! デカッ!
全部で21切れもある(数えた(笑))  こりゃ2,3人前だ。

 浅漬け

 うまい! このぬか漬けはウマい! キュウリが特に美味しかった。
神亀のヒヤともよー合いますね。 

 途中スペイン人の団体がドッと入ってきて一気に大混雑になった。
大将スペイン語チンプンカンプンで大変そうだった(笑)

 ビール一杯と生ハムだけで引き上げていった。
カウンター上のハムの塊を指差して 「俺たちの国のハムだ」 と嬉しそうに話していた。

 生ハム
 
 イケメン長身揃いで男前な飲み方だった。

 中々面白い店だったね。

 河原町に泊まったのに結局河原町で一軒も飲めずに今回の京都泊は終わってしまった(苦笑)

 皆さんホテルを予約する時は計画的にね(^^;)


「へんこつ」で名物の煮込みを堪能する

    9月16日火曜日の話

 次に向かう店は既に決まっていた。
煮込み大好き人間としては「へんこつ」は外せません。
京都駅のすぐ近くにあるらしい。 ・・・・・ 遠っ!(庶民から)

 看板
 
 こんなディープな店が京都タワーの真横にあるというロケーションがマニアの好奇心をくすぐる所以とも言えるが、場所が場所だけに外観は小奇麗な感じの店だ。

 へんこつ
 
 長めのL字型のカウンターにはお客さんがビッシリ張り付いている。

 お客さんは一目で常連率が高いことが分かる。 強面の大将との絶妙の距離感がそう感じさせる。
手慣れた感じで注文し、マイペースで酒をあおり、煮込みを喰う姿が板に付いている。

 さて、瓶ビール(大620円)を注文し、何からいきますか。

 ビール

 この「へんこつ」は煮込み専門の店で何と言っても有名なのが「底」あるいは「サルベージ」と呼ばれる名物煮込だ。

 牛テール、牛スジ、あるいは煮崩れたおでんの破片など、鍋の底に沈んでいるクズ肉などの旨みの沈殿物をゴソッとすくって一人前700円で出してくれるのだ。

 この手の食べ物はウマいに決まっている。
食べたいのは山々だが、一番人気の商品から手を出すのは酒場マニアとしてのプライドが許さないという妙な反骨神もある(苦笑)

 鍋

 そこで本来の看板商品であるはずのテールを注文することにした。
何を隠そう私は牛テールの煮込みが大好きなのだ。
いわば本来の自分の嗜好に素直に従った注文とも言える。 店主も自信があるのだろう。

 誇らしげに掲げられたメニューには
テール 特大 1600円から
     大 1200円から
     中  950円から  と書かれてある。

 メニュー
 
 値段もビッグである。 しかし牛テールは今や仕入れ自体が高いのでこれは仕方あるまい。

 「中」でもかなりデカいと聞いていたので「中」を注文する。
鍋をゴソッと掻き回して引き揚げられた牛テール。

 見事なサイズである。 「中」でこれなら特大はどれだけデカいのか。

 テール

 見事な色艶でサイズも期待に違わぬものだ。 ネギがたっぷり入ったザルが目の前に置かれる。
好きなだけかけろということだ。

 テール葱

 ウム、ウマい! これで不味いわけはないけどね。 しっかり味が滲み込んでいる。
赤味噌ベースなのは見たら分かるが、甘過ぎない味付けがいい。
脂っこいテールには丁度いい味付けだ。

 大阪の土手焼よりも名古屋の味噌煮込みうどんの汁を思い出す甘過ぎない味。
肉はもちろん柔らかくなっている。 とはいえ骨のまわりにへばりついた肉は箸では取れぬ。

 ここはターザンのように食らいつくしかない。 少々お下品だがご容赦あれ(汗)
骨までしゃぶってあげてこそ牛も成仏できるというものよ。

 さて、問題は二皿目である。 ここでサルベージと行きたいところであるが、「おでん」の文字を見てしまった。
おでんオタとしてはこの味噌鍋でじっくり煮込まれたおでんはスルー出来まい。

 一番滲み込み加減を堪能できそうな「いも」「こんにゃく」「たけのこ」の三種類を注文する。
我ながらナイスなチョイスだね。 一人ニヤリと悦に浸る不気味な私。

 おでん

  牛テール、牛スジ、サルベージ、おでん、全てが同じ鍋の中から発掘される。 
鍋の中から、こんにゃく1枚、じゃがいも2個、たけのこ5切れ程よそってくれた。
タケノコ5切れですよ。 そんなにサービスされたら・・・・

 「惚れてまうやろぉ~!!」
これがどれも味が滲みて・・たけのこなんて中までまっ茶色! ウマウマ! こんなもん食わされたら・・・

「惚れてまうやろぉ~~!!」
ビールの後は熱燗を一杯。 やっぱりこの画がないと酒場って感じがしないからね。

 熱燗

それにしても客層も幅広い。 途中で入ってきたお婆ちゃんなどどう見ても80代後半だ。

 息子(?)に手を引かれて杖を突きながらヨタヨタと入ってきた。 カウンターにドカッと腰をおろして、
「に、肉・・に、肉 ちょーだい・・」とのたまいける(苦笑)

 強面の大将も人生の大先輩の常連さんの前では 「ハイ! お肉ね!」 とニコニコ笑いながら牛テールをすくう。 それにかぶりつくお婆ちゃん!

 ウ~ム・・・京女 恐るべし(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 

 合計2780円でした。

 なかなか雰囲気のある面白い店でした。

庶民恐るべし!

  9月16日火曜日の話

 久しぶりの京都泊。

 一軒目は早い時間帯からやっている庶民に行こうと決めていた。(訪問したのは夕方ですけどね) 
信頼すべき京都の飲んだ暮れブロガー様のイチオシの立ち飲みだ。

 特徴のあるデカい看板が目立つ。

 庶民

 四条大宮駅近くのバスターミナルの傍のペンシルビルの一階部分に店が入っている。

 中を覗く。 人多っ! 凄っ!  入れるんか? イヤ入る! 何としても入る!
 ここまで歩いて今更後へは引けんではないか!  お願い入れて~(涙)

 入口

 店員さん 「う~ん、そうですねえ・・ あっ そこ入れてあげてぇ~ コッチ、奥へどうぞ~♪」 と強引に割り込ませてもらった。
ま 立ち飲みの人気店ですもん。  これくらい普通ですよね。( ̄ー ̄)ニヤリ

 それにしても大繁盛ですねえ。 鰻の寝床型の細い店舗。 
その狭い通路を挟んで厨房側と壁側にカウンターがいわゆるダブル。 
後ろの人とお尻とお尻が触れ合ってお知り合い(汗) オッサンの尻ばっかりだ(涙) 

 まずはトリビーね。 小さ目とはいえジョッキで250円。 飲み物安!

 生ビール

 一番衝撃を受けたのが中瓶300円である(驚) 3本飲んで900円かいな(; ̄皿 ̄)ヒィ~
これ税込ですよ。(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

中瓶の300円ポッキリってある意味大瓶の400円よりインパクトがあるよね(笑)

 その他、日本酒200円(税抜だと185円ですよ!)、焼酎200円、チューハイ200円も凄い。

  この手のドリンク激安店は料理は超ナンチャッテな店が多いが、コチラの料理は値段が安いのにしっかりしたものが多い。

 まず好物の〆鯖。 これも250円とは思えぬボリューム。 大阪風のしっかり浸かったタイプだが悪くない。

 しめ鯖

 400円のマグロが名物らしく、ほとんどのお客さんが注文していたが、凄いクオリティーです。 

 京都に来た以上万願寺唐辛子を食べねば! ということで焼き万願寺(150円)を注文。 
4本もある(゚∀゚;)  こりゃお買い得。

 万願寺

 チューハイ×2杯追加。 ロンググラスだが200円は安い。

 チューハイ

 揚げウインナーも追加。 これも200円ではなく150円なのが嬉しい。

 ウインナー

 隣のお兄さんが注文したサーモンの刺身も凄っ! 分厚っ! 小心者なのに思わず「写真撮らせてぇ~♪」とお願いしてしまった。 

 サーモン刺し

 これも250円。 居酒屋なら平気で680円以上は請求出来る代物だ。

 ハシゴの予定なのでここらで〆ましたが、合計1150円。 激安である。
ビール込みで3杯飲んで料理も3品でこの価格はありえない(驚)

 メニュー

 チューハイ2杯とウインナーと万願寺で終えてれば700円だった( ̄∇ ̄;) ハッハッハッハッハ

 「庶民」恐るべし!

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プロフィール

Author:ほうすけ
広島県呉市在住 
酒をこよなく愛している男です。
日本酒の魅力を発信できたらと思っています。

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