2012-03

酒狸にて酔鯨特別純米を飲む

  3月21日水曜日の話

 呉市内にある居酒屋酒狸に久々に訪問。
銘酒処と謳うだけあって色々な銘柄を揃えてある。

酒狸看板

 悩んだ挙げ句選んだのは高知の酔鯨特別純米。
もちろん熱燗だ。
 グッとくる飲みごたえ。抑え気味の甘味がちょうどよい。
つめたいタラの白子ポン酢や出汁巻玉子とあったかい熱燗のコラボレーションは私の最も好むところだ。
 この店はお銚子にたっぷり一合入っているところもいい。

 2本目も同じ酔鯨。今度は冷酒で。
同じ酒を比較してこそ違いが判るというもの。

 冷酒で飲むとガラリと違う。
香りは控えめで、絵に描いたような淡麗辛口になった。
 これはこれでスイスイ飲みやすい。

 いつもは冷酒で飲んだ後に熱燗に入るパターンだが、
本日は逆。熱燗を飲んだ後に同じ酒を冷酒で。 このスタイルは新鮮だ。

 どっちがうまいではなく、どちらでもおいしい。ただ味わいが変わる。

ブリを食べる際、刺身がおいしいか照り焼きがおいしいかを比較するようなものだ。
 どっちもおいしい。だが別の料理だ。好みが分かれるのも当然でしょう。

酒一覧

酒狸入口

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自宅にて雨後の月大吟醸生酒を飲む Ⅱ

 3月20日火曜日の話

 雨後の月大吟醸。 かつての大吟醸ブームの時に彗星のごとく登場し、全国的に名をはせた銘柄だが、ある意味もっとも熱燗とは程遠い銘柄とも認識されている。

 居酒屋で頼むと馬鹿にされそうだし、何よりも高くつく。
しかし何事も自分の舌で確認したい性格。

 昼間東急ハンズで待望の「酒かん計」を購入したことも大きい。

酒かん計

せっかく買ったのだから使いたくなるのが人情というもの。
 たまたま今飲んでいる酒が大吟醸だったというだけの話。

 王道の50度で熱燗。 40度くらいで飲めばある程度おいしく飲めそうだが、
こういうものは中途半端はよくない。 はっきりと確認したい。

酒かん計初陣

 51度くらいで湯煎から取り出しお猪口に注ぐ。
  決してまずくはない。
 それどころか居酒屋によくある普通酒を使った熱燗よりはむしろ旨い。

 やや荒みとエグミが出てくるが、
銘柄を隠して居酒屋で熱燗として出されればまずい酒ではない。

 大吟醸ならではの良さは冷酒の方が発揮されているのは間違いない。
大吟醸の品格とフルーティーさは損なわれるが、こういう荒走った酒のほうが好きだという人もいるかもしれない。 
 ただ大吟醸の大吟醸たるところを味わいたい人には当然物足りない味である。

 デパ地下で買ったホタルイカ。 酢味噌で食べる定番だが、何とこれで198円。

ほたるいか

 最近は一人用の小さいサイズがあるから助かるね。



自宅にて雨後の月大吟醸生酒を飲む

 3月19日月曜日の話

 親戚のおじさんにナマコをもらった。
釣りや素潜りの好きな人で、40年間ほぼ毎週、真冬でも海に出かける。

もらったナマコ

 サザエを取りすぎた時などよくもらう。
お蔭でさばくのが上手になった(笑)。

 ナマコも初めてではないので何てことはない。

まな板のナマコ

まな板の上に乗せて、まず両端の口と排泄口を包丁で切り落とす。
水が大量に出てきてサイズダウンし始める。

 縦に体を割いて体内の泥や内臓を取り出す。
とにかく泥が多い。コノワタは珍味なので何とかしたかったが泥まみれになって面倒くさいのでやめた。

解体中のナマコ

きたない画像ですがご容赦あれ(笑)。

 よく洗って包丁で細かく切っていく。
最後はポン酢に浸してこんな感じで一丁あがり。

ナマコポン酢

 本日の酒は地元呉の雨後の月大吟醸生酒(300ml)。

大吟醸の名に恥じぬ華やかな香り。
フルーティーでマスカットを彷彿させる風味。
甘みを十分に感じるがベタついた感じは微塵もなく、生酒ならではのさわやかな切れ味。

雨後の月

 個人的には純米酒が好きだが、たまにはこういう酒も新鮮だね。


磯亭にて賀茂泉朱泉普通酒を飲む

 3月16日金曜日の話

 磯亭。 私がこよなく愛してやまない呉の居酒屋。
ここでカワハギやアナゴの生ちりを摘みながらやる一杯はたまらない。

ポン酢も刺身醤油も店主自らブレンドして日夜味の研究に余念がない。
今日は長年勤めてくださった方の定年祝いで使わせてもらった。

カワハギ

大皿に盛られたカワハギの薄造り。生のキモが最高にうまい。
冬は夏場に比べてキモのサイズがでかくなるのでうれしい。

カワハギの肝

これほどの店なのに熱燗の酒は旧態依然とした普通酒を使っている。
一合380円くらいで飲める場末の大衆酒場ならそれもありだし、私も全然OKだが、上等の肴をだす店だけにちょっと物足らない。

おそらく20年くらい前にオープンした当時のまま、特に疑問も抱かずに出しているのだと思う。
だがこの20年での日本酒の進化は計り知れないものがある。

せめて純米か本醸造ぐらいは置いていてほしいなあ。
ちなみに冷酒だと純米酒や吟醸酒が置いてある。

高級居酒屋や割烹でも食材や調理に対するこだわりは半端でないのに、日本酒に関してはとりあえずみたいな置きかたをする店は多い。

賀茂泉

この日飲んだのは東広島の賀茂泉と呉の千福。ともに普通酒。
このところ家でも外でも純米酒を飲むことが多いので、どうしても味的に見劣りするのに気が付いてしまう。
 もちろん上記の2社ともに立派な純米酒も造っている。
 
 私のような呑兵衛は宴席となると、つい杯を重ねてしまい、2合、3合はすぐ空にしてしまう。
我々にとって酒の値段というのは重要で、酒は安いほうがいい。

 しかしフグを出すような店は酒は選んだほうがいい。
というより店主自体が熱燗は普通酒で燗するものという認識しかないのだろうね。

純米酒を熱燗で飲むとうまいことを知らない人が多すぎるね。

純米酒と普通酒、両方置いて、お客さんが好きな方を選べるようにしたら良いと思うのですが。
今度提案してみようかな。

 



桐の木にて貴特別純米を飲む

 3月14日水曜日の話

 今月三度目の桐の木。
本日は貴の特別純米直汲み無濾過生原酒。 冷と熱燗で一杯づつ。
 最近高名な貴。よく見かけるようになった。

冷でまず一杯。
非常に生命力を感じる酒。 口の中で酒が細胞分裂しているかのような活きの良さを感じる。 純米酒のよさも出ている。

貴

 この酒を熱燗とは愚か者と言われるかもしれないが、
熱燗放浪記としては このまま通り過ぎるわけには参らぬ。

 上燗あたりでやる。
悪くない。多少風味は変わるが、貴の良さも残っている。
味わいはより複雑で表現しがたいものもあるが、熱燗ならではの牧歌的な味わいも加味される。

肴は〆鯖と〆コノシロのハーフandハーフ。
繊細な盛り付けとは言えないが、家庭料理的でこれはこれで良し。 でしょう。

〆鯖and〆コノシロ

おでん

カウンターの一升瓶

自宅にて亀齢純米を飲む

 3月11日日曜日の話

 最近は居酒屋では日本酒の品揃えにあまり力を入れてない店が多い。
一方でデパートや大手スーパーなどの食品コーナーでは色々な銘柄の酒を揃えているところが多い。

 この日は東広島の酒造メーカー亀齢の純米酒を300ml瓶入りのものを買った。
このサイズだと一日で飲み干せるし、仮に余っても冷蔵庫に簡単に収まるので便利がいい。
 最初は冷で一杯。その後は熱燗。

亀齢

西条の酒の中では古くから辛口の部類に入ると言われているが、私にはこれくらいのものが丁度いい。オーソドックスな日本酒らしい味わい。

 熱燗にしてもおいしかったですよ。

南洲にて獺祭純米大吟醸を飲む

3月7日水曜日の話

 出張で新橋泊。
取引先の面々と4人で駅からほど近い南洲という居酒屋に予約して伺った。

南洲

 ひょんなことからグルメサイト「食べログ」の人気ブロガーTさんを通しての予約となった。
 Tさんから「何かサービスが付くと思いますよ。」と意味深なメールあり。
多少期待を持って行ったが、予想をはるかに超えたCPの凄さに言葉を失った。

 料理はクエの鍋のあるコースをお任せ。これに全国の手に入りにくい名酒の数々がプラス1500円でビールやその他の酒も含めてのみ放題。

 怒涛の如く出てくる料理は

つき出し三種
クエの刺身
刺身三種盛
アワビの踊り焼き
牛ヒレステーキ
クエの唐揚げ
クエのあら炊き
クエ鍋
雑炊
フルーツ

全10種のフルコース。

クエの刺身は見たこともないような肉厚のもの。
刺身三種盛も新鮮。

刺し盛

アワビは文字通り動いているし、

アワビの踊り焼き

ヒレステーーキも柔らかい。
クエの唐揚げがまたおいしく、

クエの唐揚げ

  この段階ですでに満腹に近い。
この後巨大なあら炊きに絶句して

クエのあら炊き

やっとメインのクエ鍋に。
これまた有り得ないぐらいクエが乗っかっており、
ヒィーハァーという状態。

クエ鍋

途中から急遽身長180センチ超のM治大学ボート部卒の猛者を一名応援部隊として呼んだが雑炊は食べきれなかった。

酒もこれでもかというくらい人気の鉄板銘柄ばかり飲んで、それこそ

獺祭 純米大吟醸 2合
田酒 特別純米  2合
大七 純米生酛  2合
十四代 純米吟醸 2合

獺祭アンド十四代

その他生ビール、瓶ビール、焼酎、ソフトドリンクと数えきれず。

絶対一人一万は超えたと覚悟していたら、何と一人6000円ちょうど。
ありえんやろ。あの料理が4500円! 

「こんなに安いの?」との問いに「今日は特別です。」とのこと。 やはり。
それにしても脅威のCP。 いやぁー、ぶったまげた。

 ちなみに途中でパシャパシャ写真を撮っていると、同席の先輩諸氏が
「写真撮ってどうするの?」
とおっしゃるので、
「日本酒振興のため千合飲もうと願懸けしたんです。」
と訳が分からんセリフが勝手に口から出てしまった。

 つまり何を飲んだか解らなくなるので、写真に撮ったりメモを取ったりしているんです。と説明した。みんな「エーッ!」とびっくりしたような声を出していた。

 自分でも言った後で百合にしとけばよかったと後悔したが後の祭り。
外で飲むのは一合単位だが、自宅で飲むのは一升瓶であったり、四合瓶であったり、300mlであったりと色々ある。
 平均して300種類くらい飲めば千合くらいになるのか。
いやあ えらい宣言をしてしまった。

実家にて賀茂鶴特別本醸造超特撰特等酒を飲む

  1月1日 元旦の話

 ちょっと古い話になってしまいますが、去年の11月に私事でめでたい事があったもので、義父から賀茂鶴の角樽をいただきました。

 昔ほど需要があるわけではないようで、受注生産らしく、三越広島店の外商に特注してくれたらしい。
 かわいい婿殿のためにということらしいが、その気持ちが痛いほど伝わってくるため、さて、どのタイミングで頂こうかと悩んでおりました。

 結局二ヶ月ほど待って、県外に住む弟夫婦も含めて家族全員が集まる元旦に実家で開栓することにしました。
冬場の寒い時期なので日の当たらない廊下に置いておけば大丈夫です。

 家から愛用の「かんすけ」を持ち込み、熱燗にして皆に振る舞った。
 いやぁ、実にうまかった。

熱燗とはこうあるべきだ、と思わず言いたくなるような味で、私以外は下戸ぞろいの家族も「おいしいなぁ。」と珍しく飲んでおりました。

 どっしりした中にも、飲み口はあくまでも軽やかで、雑味がない。
肴はもちろんお節料理で、濃いめに味付けされた料理がまた熱燗に合う。

 その日のうちに一升が空になった。半分くらい私が飲みましたかね。
朝からシャンパンやビールもグイグイやって、実に楽しい一日だった。

 数日後、賀茂鶴のホームページで角樽の中に入っていた「特別本醸造 超特撰特等酒」なるものを調べてみると、
 NPO法人スローフードジャパン主催の「燗酒コンテスト2011」で大賞を受賞した酒だったということが解った。
 いやぁ どうりでうまいはずだ。と納得した私でありました。

 角樽はかっこいいので今も洗って保管してあります。

 表には賀茂鶴の文字。

角樽 表

 裏には寿の文字。

角樽 裏

桐の木にて富久長純米吟醸を飲む

   2月29日水曜日の話

 前回からさほど日をあけずに桐の木へ。

 本日はオール熱燗で。
神亀、越の寒梅、富久長を飲んだ。

 この店は湯煎ではなく電子レンジでチンする。
熱燗で飲むのは少数派らしい。

 前回この店は塩から中心と書いたが、
一応、旬の食材を使ったものや惣菜などもある。

 冬だとおでんやカキ料理など。

 おばちゃんのお勧めでカキの昆布焼きを食べた。
今が一年で一番カキがおいしい時期。 熱燗に合う。

カキの昆布焼き

 おでんは厚揚げ、だいこん、牛スジをいただいた。
いりこがたっぷりきいた出汁がしみてうまい。

 牛スジはポン酢とネギを気前良く加えてくれてスジポンにしてくれた。
これでまずいわけないでしょう。

スジポン

 神亀は冷のほうがおいしく感じた。
驚いたのは富久長の純米吟醸。これは熱燗にするとうまかった。
女性の杜氏が作っているらしい。

 越の寒梅はあまり出ないらしい。
昔のことを考えると、今昔の感如何 という気がしますね。

桐の木にて神亀純米を飲む

呉におもしろい居酒屋があります。
豪快で明るいおばちゃんと妙にかわいいおばちゃんの二人でやっている。

桐の木

 二年くらい前から何故か日本酒に力を入れ始め、
今では市内トップクラスの品揃えを誇る店になった。
 
 店内にはキャバクラのホステスの写真のように壁一面に酒の写真が貼ってある。

壁の写真

酒の写真には番号が書いてあって、たとえば「十四代ちょうだい。」と言うと、
「はい、何番ね。」と言いながらクーラーから酒を取り出してくる。

 客は確かに選びやすいし、店も出し入れや管理がしやすいのだろう。

 酒の肴は塩からの専門店かと思うくらい塩から中心で、
明らかに客に塩辛いものを食べさせて、酒をしこたま飲んでもらおうという魂胆が見え見えなのだが、おばちゃん本人が笑いながら広言しているのでご愛嬌。

 さて、その怒涛の塩からラインナップは
いかの塩から、甘えびの塩から、タイの塩から、アユの塩から、ホタテの塩から、ふぐの卵巣の塩から、スクガラス(アイゴの塩から)など。
 更に、くちこ、子うるか、ばくらい、このわた、へしこ、鮭とば、豆腐羊、チャンジャ、などの珍味が続く。

 この日は黒牛と神亀は冷で、〆張鶴を熱燗で飲んだ。

神亀は初めて飲んだけどおいしいね。

店内

カウンター

迷亭にて真澄純米吟醸辛口生一本を飲む

2月22日水曜日の話

 ホルモン屋で軽く引っかけた後(2人で3900円だから本当に軽く)呉市中通のおでんの迷亭を久々に訪問。

 熱燗を求めると真澄の純米吟醸を勧められた。宮坂醸造の超有名銘柄だが、
(もうちょっと安そうな純米酒がいいなあ)と一瞬頭をよぎる。
しかし今まで口にしたこともないし、店主が自信をもって熱燗に純米吟醸を勧めてきたあたりにも興味が湧いたので一本つけてもらった。
きびきびした利発そうな女の子が湯煎してくれている。

 出てきた熱燗を相棒と差しつ差されつまず一杯。うまい。そんなに熱くない。
お店の女の子がお燗メーターを見ながらつけていたので、「何度でつけたの?」と聞くと、「50度ですね。」とニコリ。熱燗といえば50度くらいの酒をさすことは知識としてはありますが、その都度温度を確認しながら飲んではいない。
 50度というのは思ったよりもぬるい感じですね。

真澄純米吟醸

いつも自分達が熱燗だと思っていたものは飛びきり燗以上だったのか。
 時には持てないくらい熱々の時もある。
もっともチロリで湯煎した時は50度でも 我々の席に運ぶ際にお銚子に移し替えたので、実際口に入れた時は45度くらいだったのかもしれない。

がんもどき

アスパラ

 テーブルに出された一升瓶の裏を見ると、お奨めは冷、常温とある。
しかし、この後冷でも一杯いただいたが、この真澄純米吟醸 熱燗のほうがおいしかった。辛口とは書いてあったが何とも言えない甘みが口に広がり おでんにもよく合う。

冷でも

 それにしても今までぬる燗だと思っていた温度が上燗から熱燗のラインだったとは。
以前千福を飲んだ時にも冷めてこれくらいの温度からおいしくなったような気がする。

 お燗メーターというのは意外と役に立ちますね。欲しくなった。

買おう。 東急ハンズに売っているかな。

自宅にて大七純米生酛を飲む

2月19日日曜日の話

 おひとりかんセット。
大七のホームページの贈答品コーナーで一目見て気に入ったので買ってしまった。

大七

 人数が多い時には「かんすけ」が便利なのですが、一人でちょこっと飲みたいときのものがほしかったのです。
 お銚子は他に二本あり、電子レンジで「チン」する時には重宝しているのですが、手軽に湯煎できるタイプのものが欲しかったのです。 これは便利。

 さて、音に聞こえた大七純米生酛。冷でまず一杯。うまい。こういう味なんですね。
思っていたよりも硬派な酒。必要以上の香りはなく、適度な酸味と心地よいえぐ味。
 熱燗にしても味の質はさほど変わらない。

おひとり燗セット

 この日は妻が作ってくれた水炊き。最近はスーパーなどで売られている鍋つゆもおいしいものが多く、子供も喜ぶので我が家でも鍋が多いのですが、味付けがしっかりしたものがほとんど(売り物なので当然ですが)。
 
 この日の水炊きはシンプルに水に昆布を入れただけ。ただ鍋に入れる鶏肉はあらかじめ塩麹に漬けておいたものを使ったので(最近妻がはまっているのです)、麹の風味が加わっています。
 鶏肉、豆腐、白菜、えのき茸を鍋にいれてグツグツ煮えたらポン酢に浸けて食べるだけのものですが、たまにはこういうシンプルなものがおいしいですね。

水炊き

 大七を一口飲んだ後 白菜を食べると僅かに口に残った酒と鍋の出汁が重なって何ともいえない余韻が口の中に広がる。鍋で煮られて適度に脂の抜けた鶏肉がまた熱燗に合う。
 この日はビールを一口も飲まなかった。ビール好きの私は必ずビールを飲むのですが、この日は大七のみ。食べ終わった後で気が付いた。

 それだけ鍋と大七の相性が良かったのでしょう。

鳥八茶屋にて久保田千寿を飲む

 2月15日水曜日の話

 今宵は一人でふらっと市内の居酒屋へやってきました。
ここは自分の中で焼き鳥片手に生ビールという位置付けの店で
熱燗を飲んだことはあまり記憶がない。

 メニューを見ると「当店の熱燗は久保田を使用しています。」と謳ってある。
何の酒がお銚子に入っているか判らない店よりはマシだが、要はこれ一種類だということ。ちなみに冷酒だと地元の酒を含めて4種類くらいあった。

 久保田の熱燗を一本注文する。
「すっきりとした淡麗辛口 スイスイと杯がすすむ」とメニューに書いてある。
久保田

 一口飲んで驚いた。これは大辛口だね。すっきりしとるのは間違いないが。
それにしてもお銚子が千福、お猪口が一勝、中身は久保田(笑)。
酢ガキのお造り

 本日のアテは酢牡蠣。食べ方が面白い。
一個づつポン酢に浸けて食べるお造りスタイル。お客さんのアイディアで最近出し方を変えたそうだ。
酢ガキ一個


 このほうが風情があるね。

自宅にて千福純米吟醸を飲む Ⅱ

2月12日日曜日の話

 最近流行っている白菜と豚肉のミルフィーユ鍋を作ってみた。
ほんだしとチキンブイヨンの顆粒と塩こしょう。ニンニクのスライス。
 あと大事なのは今日も飲むつもりの千福をお猪口一杯入れる。
水分はこれだけ。あとは白菜から出る水分のみ。鍋のふたをして弱火で蒸す。
ミルフィーユ鍋

 出来上がるまでワイン用に買っておいたブルーチーズで一杯やる。
これが純米吟醸の冷と合う。次いでぬるめの熱燗。これも合う。
 熱燗とブルーチーズは合うね。
ブルーチーズ
 
 今日はお猪口も変えてみた。昨日はオーソドックスなもの。今日は杯風。
一般的に吟醸酒は口が狭いほうが香りを楽しめるというが そうでもない。

 むしろ杯風のお猪口のほうが飲み口が広く、酒が口に入ってくる時に
舌に触れる面積が大きくなるためか、口全体に酒のうま味が広がっていく感じがある。
 このほうがおいしい気がした。
千福純米吟醸

 さて、そうこうしてる間に グツグツと鍋のほうもいい塩梅。
しっかり蒸されて柔らかくなり出汁もたっぷり吸ったトロトロの白菜。

 これが純米吟醸に実に合う。ここ暫くの料理の中で一番酒に合ったのが このたっぷり煮込まれた白菜。これは絶品。この相性は素晴らしい。
トロトロの白菜
 
 昨日と違って今日は余計なことを考えずに気楽に飲んだ。
間違いなく今日のほうがうまかった。
 やはり酒の味は気持ちに左右される ということでしょう。

自宅にて千福純米吟醸を飲む

2月11日土曜日の話

 昨年末 某銀行の忘年会でビンゴ大会があり、その際の景品で呉の酒造メーカー 
三宅本店の その名も「無農薬米 純米吟醸千の福 720ml」なるものをいただいた。
千福

 無粋ながらインターネットで標準小売価格を調べたら一本3150円とのこと。
純米吟醸でも高額な部類だが、酒造好適米八反錦100%使用とあるから さもありなん。

 心して頂こうと本日満を持しての開栓と相成りました。
封を切ったばかりの瓶の口に鼻を近づける。ほのかな香り。
 
 まず猪口に注いで冷で飲む。やさしい味。まろやかですね。味に品がある。
ある意味千福らしからぬ味(失礼)。

 さて本稿の趣旨は熱燗の旨さを追い求めていくことにもある。
愛用のミニかんすけで湯煎して飲む。
 吟醸酒を熱燗にするのは良くないと言われて久しいが、生来自分で確かめてみないと納得のいかない性格。
 同じ酒を冷と熱燗、同じ料理を食べながら比較してこそ意味があるというもの。
故にこんなことは自宅飲みでないと出来ない。

 昼間仕入ておいた酒の肴は「手長だこ煮」と「かんぱちの刺身」。
手長だこ煮

かんぱち

 さて、その純米吟醸酒。熱燗にするとガラリと味が変わる。まるで別の酒だ。
よく言えば日本酒らしい味わい。悪く言えば上品さが消えた。

ミニかんすけ
 
舌先にアルコールをピリピリと強く感じる。酒を飲んでる感は強くなるけどね。
普通の酒を飲んでいる感じになる。吟醸酒を熱燗にすると良くないというのはこの辺のことを言うんでしょうね。
 
 ただ飲んでいるうちに温度が下がってきて ぬる燗ぐらいになってくると別の落ち着きが出てくるというのか うま味が感じられてくる。
 温度的にはこの辺まででしょうね。 刺身やタコとの相性もいい。
これからも色々な温度で試しながら楽しみたいね。

本家鳥好で水龍を飲む

2月8日水曜日の話

 今年一番の寒波が押し寄せたこの日。大阪より来客あり。
どこぞで一献傾けようと 冷えた体を温めるべく呉市中通の本家鳥好に繰り出した。

 寒い寒いとは言いながら ビールが無けりゃ始まらぬ と 一杯目は生ビール。
二杯目以降はもちろん熱燗だがメニューに銘柄が書いてない。
 熱燗とだけ書かれてある(笑)。田舎の飾りっ気のない居酒屋にはこんな店も多い。

さて 出されてきたのは地元吉浦の水龍。これは近頃珍しい。
というか まだ作っていたんだなあ。

お銚子ではなくメーカー専用の一合瓶で出て来ましたる水龍。こういう瓶は懐かしい。
昔 定食屋で昼間から一杯引っかけていたおじさんがこんな瓶で飲んでいたような。
駅弁と一緒に売っていたような気もする。
水龍

 さて その水龍 私にとっては初水龍だが飲むとけっこううまい。
本醸造らしい。特に個性はないが誰にでも受け入れられる穏やかさと適度なコク。
 料理をムシャムシャ食べながらグイグイ飲むのが好きなので こういう酒は好きです。

一応焼き鳥屋なので レバー、もつ なども食べたが これはビール用。
熱燗に合いそうな海の幸が有名な店なので色々頼んでみた。

カキの串焼き。 味付けは特になく カキの持つ塩気のみ。シンプルだけどうまい。
熱燗に合う。殻付カキよりクセがなく香ばしい。
カキの串焼き

 カキの天ぷら。 カキフライだとビールのほうが合うが、これは熱燗に合う。テーブル
に置いてある塩をちょいと付けて食べると更にうまい。
カキの天ぷら

 カキのお造り。 これぞ目から鱗のカキ料理。生カキに刺身醤油を漬けて食べるだけの
シンプルこの上ない料理だが旨いのなんの。熱燗とのマッチングは感動的ですらある。
カキのお造り

 じゃこ天。 じゃこと言ってもちりめんじゃこではなく、この店にある水槽で泳いでい
る小メバル(店主が釣ったもの)。煮魚にもならないようなちっちゃいメバルを唐揚げ
にして甘酢をかけて頭からかじる。おいしいに決まってるでしょう(笑)。
メバルの唐揚げ

 ささ身の酢の物。 呉の鳥屋では味噌だきと並ぶ定番。店によって味が違う。この店の
は甘酢に近いがこれもうまい。こういうのは特にビールじゃなくて熱燗だね。
ささ身の酢の物

 味噌汁。 名物のメバルの味噌汁。かつ丼のようなでっかいお椀で出てくる。開けてび
っくりのメバル三匹。何とも豪勢な味噌汁だ。しかもこれで500円。
甘めの白味噌にメバルの出汁が加わって実に贅沢な味わいだ。熱燗の香りの残る口の中で
更に旨さが引き立つようだ。
メバルの味噌汁

 この本家鳥好。過去にふらっと何度か来たことはあったが、大抵カウンターに座って生
ビールと焼き鳥というパターン。もちろんまずくはないが特に印象には残っていない。
 ところが熱燗とそれに合う近海の魚介や定番のアテを一緒にやると かつてない味わい
を享受させていただける店と相成った。

酒というものは奥が深い。

一度の訪問で魅力全開の店がもちろん素晴らしいが、こういう何回か来ているうちに味
わいを増す店も捨てがたい。
無愛想だと思っていた店主の顔も こうなってくると愛嬌があるように見えてくるから
不思議なもの。

熱燗を飲んで旨さが引き立つ料理もあれば、熱燗を飲むことで心も体も温まるぜいたく
な時間の過ごし方もあるということだ。

それにしても焼酎はかなりの数がメニューに載っており、瓶も店内に飾られているが日
本酒は一種類のみ。飲む人が最近少ないんでしょうなあ。

西条ほど有名ではないが呉もかつては酒都の端くれに名を連ねた土地柄。その呉の歴史
ある居酒屋がこうなんだから日本酒メーカーの苦労も推されるべし。

この素晴らしい日本酒と熱燗を消費者を代表して発信していかなくてはならない。と意
を決したのもこの日でありました。

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ほうすけ

Author:ほうすけ
広島県呉市在住 
酒をこよなく愛している男です。
日本酒の魅力を発信できたらと思っています。

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