寿にて白牡丹を飲む
8月25日日曜日の話
日曜日に散歩している途中に店の前を通りかかった。
午後4時くらいである。
暖簾が出ている。 メニューボードも出ている。
夕食まで少々時間があるし、一杯だけ引っかけていこう。


運動中なのにメタボがぁ~
え~ コホン 本当に一杯だけです。
熱燗1合とタイの兜煮(450円)をケースから出して、温め直してもらいます。
熱燗は白牡丹か千福と聞かれたので白牡丹を選択。
呉の食堂では大抵白牡丹or千福ですね。
熱燗はチロリごと出されます。 自分で小グラスに注ぎながら飲みます。

ほどなくして半分に割られた鯛の兜煮が出てきます。
鯛の頭というのは通常の煮魚とは一線を画する食べ物で、見た目はグロテスクで、食べるところもあまりないが(意外にあると言えなくもない)、実に味わい深い食べ物とも言える。
醤油、砂糖、酒で味付けされた、それこそ鯖や鰯の煮付に使うのと同じ煮汁を使っているのに、味の深さは比べものにならない。

頭部の骨からエキスがたっぷり出るのだと思う。 鯛の吸い物を思い出していただければ、鯛の骨からどれだけ素晴らしいダシが出るのか想像がつくでしょう。
箸で器用に身をほじりながら熱燗をひっかけるのは至福のひと時ですなあ。
これが昼飯時なら、他に何を食べようかなど余計な事を考えるのだが、酒一合、ツマミ一品と決め打ちで店に入ってきているので迷いが無い。
酒と鯛を後生大事にチビチビやりながら、
一滴の酒も一片の身も残さずに綺麗にいただきました。
う~む 余は満足じゃ。
日曜日に散歩している途中に店の前を通りかかった。
午後4時くらいである。
暖簾が出ている。 メニューボードも出ている。
夕食まで少々時間があるし、一杯だけ引っかけていこう。


運動中なのにメタボがぁ~
え~ コホン 本当に一杯だけです。
熱燗1合とタイの兜煮(450円)をケースから出して、温め直してもらいます。
熱燗は白牡丹か千福と聞かれたので白牡丹を選択。
呉の食堂では大抵白牡丹or千福ですね。
熱燗はチロリごと出されます。 自分で小グラスに注ぎながら飲みます。

ほどなくして半分に割られた鯛の兜煮が出てきます。
鯛の頭というのは通常の煮魚とは一線を画する食べ物で、見た目はグロテスクで、食べるところもあまりないが(意外にあると言えなくもない)、実に味わい深い食べ物とも言える。
醤油、砂糖、酒で味付けされた、それこそ鯖や鰯の煮付に使うのと同じ煮汁を使っているのに、味の深さは比べものにならない。

頭部の骨からエキスがたっぷり出るのだと思う。 鯛の吸い物を思い出していただければ、鯛の骨からどれだけ素晴らしいダシが出るのか想像がつくでしょう。
箸で器用に身をほじりながら熱燗をひっかけるのは至福のひと時ですなあ。
これが昼飯時なら、他に何を食べようかなど余計な事を考えるのだが、酒一合、ツマミ一品と決め打ちで店に入ってきているので迷いが無い。
酒と鯛を後生大事にチビチビやりながら、
一滴の酒も一片の身も残さずに綺麗にいただきました。
う~む 余は満足じゃ。



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そらやにて玉櫻を飲む
8月17日土曜日の話
またまた来てしまった。
広島八丁堀の立ち飲み「そらや」

お盆休み中のこの日。 昼から飲み倒そうと、
午後2時の開店直後の「そらや」に突入。
まだ誰もお客さんがいない繁盛店。 まずは380円のハートランドを。
店の外は推定37度(^^;) う~ん 至福の瞬間ですな。
相変わらず旨い150円のポテトサラダ。

ここのポテトサラダに出会って以来、どんな名居酒屋や大衆酒場でポテトサラダを食べても高く感じてしまうので困っている(笑)
どうにかしてほしい(^^;)
来る度に味と見た目が微妙に変わっているのだが、ごま油が効いて美味しいのはいつもと同じ。
アマダイの昆布〆は450円とここでは高めのメニューですが、この漬け具合も絶妙。

ああ、熱燗が飲みたくなるぅ~ ・・・
ということで、玉櫻 生酛純米原酒改良雄町70(380円)。

日本酒度7度の辛口ですが、アルコール分18%以上のせいか、より辛く感じます。
どっしりした男酒ですね。
琥珀色の艶っぽい酒。

昆布〆にはやはり日本酒が合うよなあ。 夏だけどね。
合計で1360円なり。
いい気持ちにさせてもらってありがとう。
またまた来てしまった。
広島八丁堀の立ち飲み「そらや」

お盆休み中のこの日。 昼から飲み倒そうと、
午後2時の開店直後の「そらや」に突入。
まだ誰もお客さんがいない繁盛店。 まずは380円のハートランドを。
店の外は推定37度(^^;) う~ん 至福の瞬間ですな。
相変わらず旨い150円のポテトサラダ。

ここのポテトサラダに出会って以来、どんな名居酒屋や大衆酒場でポテトサラダを食べても高く感じてしまうので困っている(笑)
どうにかしてほしい(^^;)
来る度に味と見た目が微妙に変わっているのだが、ごま油が効いて美味しいのはいつもと同じ。
アマダイの昆布〆は450円とここでは高めのメニューですが、この漬け具合も絶妙。

ああ、熱燗が飲みたくなるぅ~ ・・・
ということで、玉櫻 生酛純米原酒改良雄町70(380円)。

日本酒度7度の辛口ですが、アルコール分18%以上のせいか、より辛く感じます。
どっしりした男酒ですね。
琥珀色の艶っぽい酒。

昆布〆にはやはり日本酒が合うよなあ。 夏だけどね。
合計で1360円なり。
いい気持ちにさせてもらってありがとう。



桐の木にて大号令を飲む
7月31日水曜日の話
日本酒の品揃えが豊富な「桐の木」。
こんな居酒屋は酒の知識が豊富な店主と相場が決まっているが、
こちらはいたって普通の明るいオバサンコンビのお店。
昔は綺麗だったであろうオバサンと、見た目は普通だが面白いオバサンの凸凹コンビ(^^)
しかし酒の数は多い。

純米酒中心に80~90種類くらい取り揃えているらしい。
貴 特別純米。

これに今が旬の小イワシの刺身。

クゥ~ 瀬戸内の夏! ですばい。
2杯目はお初の大号令。

凄い名前ですな。
呉市近郊の安芸郡熊野町唯一の蔵元である馬上酒造場の作だそうです。
ご夫婦だけで年間80石の生産という極めて小さな蔵だそうで、
かなり県内酒を嗜んでいる私も見たのも聞いたのも初めてだ。
キリッとした酒で、食べながら飲むには丁度いい。
冷奴。 夏の居酒屋だもんね。

刺身醤油で食べさせるところが面白い。 ウム、酒に合うね。
日本酒の品揃えが豊富な「桐の木」。
こんな居酒屋は酒の知識が豊富な店主と相場が決まっているが、
こちらはいたって普通の明るいオバサンコンビのお店。
昔は綺麗だったであろうオバサンと、見た目は普通だが面白いオバサンの凸凹コンビ(^^)
しかし酒の数は多い。

純米酒中心に80~90種類くらい取り揃えているらしい。
貴 特別純米。

これに今が旬の小イワシの刺身。

クゥ~ 瀬戸内の夏! ですばい。
2杯目はお初の大号令。

凄い名前ですな。
呉市近郊の安芸郡熊野町唯一の蔵元である馬上酒造場の作だそうです。
ご夫婦だけで年間80石の生産という極めて小さな蔵だそうで、
かなり県内酒を嗜んでいる私も見たのも聞いたのも初めてだ。
キリッとした酒で、食べながら飲むには丁度いい。
冷奴。 夏の居酒屋だもんね。

刺身醤油で食べさせるところが面白い。 ウム、酒に合うね。



富士さんにて墨廼江本辛を飲む
7月24日水曜日の話
呉市中通の居酒屋「富士さん」

ご夫婦のみで切り盛りされている人気の居酒屋があります。
店を開いて今年で25年だそうですが、とてもそんな風には見えない初々しさがあります。
ご夫婦で居酒屋をやっておられる店は別に珍しくありませんが、
この店の面白いところは奥さんが料理を作って、ご主人が注文を捌いたりお酒を注いだりしているところです。
普通は逆ですよね。
夫婦揃って物腰が柔らかく、常にお客さんに対する気配りに満ちています。
色々と勉強させられる点も多い。
さて、料理のほうですが、あくまでも家庭料理の延長線上にあるものですが、
非常にセンスがあると言うのか、酒飲みのツボを押さえた心ニクイ料理が多い。
お通しで出た「大根と梅とシソのミルフィーユ」

これなどもシンプル極まりない料理だが、素直に美味しいとしか言いようがない。
1杯目から熱燗がほしくなるではないか! とは言ってみても生ビールから行っちゃいますが(笑)
表に出されてあるメニューで目を引いた「小イワシのつみれポン酢」

これも立派な一品で、これだけのサイズにするとなると、相当の小イワシが必要なはずだ(^^;)
イワシの独特の風味に濃いめのポン酢が合う。 もうたまらん!

墨廼江の本辛を熱燗で一合もらう。
炎天下でしたが、店内はクーラーがガンガンに効いているので大丈夫です。
墨廼江酒造自慢の特別本醸造ですな。
すっきりした辛口。

宮城県の酒。 頑張ってもらいたいもんです。
呉市中通の居酒屋「富士さん」

ご夫婦のみで切り盛りされている人気の居酒屋があります。
店を開いて今年で25年だそうですが、とてもそんな風には見えない初々しさがあります。
ご夫婦で居酒屋をやっておられる店は別に珍しくありませんが、
この店の面白いところは奥さんが料理を作って、ご主人が注文を捌いたりお酒を注いだりしているところです。
普通は逆ですよね。
夫婦揃って物腰が柔らかく、常にお客さんに対する気配りに満ちています。
色々と勉強させられる点も多い。
さて、料理のほうですが、あくまでも家庭料理の延長線上にあるものですが、
非常にセンスがあると言うのか、酒飲みのツボを押さえた心ニクイ料理が多い。
お通しで出た「大根と梅とシソのミルフィーユ」

これなどもシンプル極まりない料理だが、素直に美味しいとしか言いようがない。
1杯目から熱燗がほしくなるではないか! とは言ってみても生ビールから行っちゃいますが(笑)
表に出されてあるメニューで目を引いた「小イワシのつみれポン酢」

これも立派な一品で、これだけのサイズにするとなると、相当の小イワシが必要なはずだ(^^;)
イワシの独特の風味に濃いめのポン酢が合う。 もうたまらん!

墨廼江の本辛を熱燗で一合もらう。
炎天下でしたが、店内はクーラーがガンガンに効いているので大丈夫です。
墨廼江酒造自慢の特別本醸造ですな。
すっきりした辛口。

宮城県の酒。 頑張ってもらいたいもんです。



櫛羅にて櫛羅を飲む
7月14日日曜日の話
通りを一つ曲がりますが、丑寅から徒歩30秒くらいの場所にあります。
これまたイイ感じの飲み屋が軒を連ねている路地裏であります。

細い路地にお地蔵さんが祭られてあり、その真ん前に櫛羅という立ち飲みがあります・
こちらの店もビニールシート越しに店内が見えます。 半分くらいの入りでしょうか。

シートをめくって中に入り、空いているカウンターの右端に陣取ります。
3軒目なので日本酒でいきましょう。
メニューを見ると銘柄は多くありません。
店名にもなっている櫛羅、それと篠峰という2種類だけです。
聞けば、奈良県の小さな造り酒屋「千代酒造」の直営店だそうです。
それならこのラインナップも頷けますね。
まず櫛羅純米無濾過生酒(450円)をもらいます。
一人1杯だけで、ハーフサイズのみという有難いお酒でございます(笑)

見た目は清涼感たっぷりですが、飲むとどっしりしています。 無名の剣客といった味わいです。
酒の肴に「亀の手」を注文。 テレビなどでは時々見ますが、食べるのは初めてです。

確かにミドリガメの手のように見えなくもない。 皮をベリッと破って中の身を吸いかじるように食べます。 塩気があって、よく言えば珍味です。 皮を剥ぐ時、プシュッと汁が顔に飛び散る時があります。
気を付けなくてはいけません(^^;)

手はもの凄く汚れますね。 お手拭は一枚余分に出してくれます。
中の身は小さいですが、無言で作業に没頭できます。
亀の手を片付けたら、真紀ちゃんの出汁巻(380円)を注文。
作っている女性が真紀ちゃんなのでしょう。

さて、この出汁巻なんですが、紅ショウガが合う! びっくりした。
豚骨ラーメンや牛丼に紅ショウガのトッピングは今や国民的認知事項だが、出汁巻に紅ショウガがこんなに合うとは。 目から鱗だった。
さて2杯目は熱燗にします。

篠峰上々純米。 どんな味だったか。 ちょっと記憶が(笑)
アテに漬けヨコワ(380円)を注文。
関西の人はヨコワが好きですね。

甘めに漬けられてある大阪風ですな。 これに痺れるくらい強烈なワサビが乗っかっているのがいい。
程よく酔い始めた客に「しっかりせんかい!」と喝を入れているようです。
〆て1970円。
ここもナイスな立ち飲みでした。
通りを一つ曲がりますが、丑寅から徒歩30秒くらいの場所にあります。
これまたイイ感じの飲み屋が軒を連ねている路地裏であります。

細い路地にお地蔵さんが祭られてあり、その真ん前に櫛羅という立ち飲みがあります・
こちらの店もビニールシート越しに店内が見えます。 半分くらいの入りでしょうか。

シートをめくって中に入り、空いているカウンターの右端に陣取ります。
3軒目なので日本酒でいきましょう。
メニューを見ると銘柄は多くありません。
店名にもなっている櫛羅、それと篠峰という2種類だけです。
聞けば、奈良県の小さな造り酒屋「千代酒造」の直営店だそうです。
それならこのラインナップも頷けますね。
まず櫛羅純米無濾過生酒(450円)をもらいます。
一人1杯だけで、ハーフサイズのみという有難いお酒でございます(笑)

見た目は清涼感たっぷりですが、飲むとどっしりしています。 無名の剣客といった味わいです。
酒の肴に「亀の手」を注文。 テレビなどでは時々見ますが、食べるのは初めてです。

確かにミドリガメの手のように見えなくもない。 皮をベリッと破って中の身を吸いかじるように食べます。 塩気があって、よく言えば珍味です。 皮を剥ぐ時、プシュッと汁が顔に飛び散る時があります。
気を付けなくてはいけません(^^;)

手はもの凄く汚れますね。 お手拭は一枚余分に出してくれます。
中の身は小さいですが、無言で作業に没頭できます。
亀の手を片付けたら、真紀ちゃんの出汁巻(380円)を注文。
作っている女性が真紀ちゃんなのでしょう。

さて、この出汁巻なんですが、紅ショウガが合う! びっくりした。
豚骨ラーメンや牛丼に紅ショウガのトッピングは今や国民的認知事項だが、出汁巻に紅ショウガがこんなに合うとは。 目から鱗だった。
さて2杯目は熱燗にします。

篠峰上々純米。 どんな味だったか。 ちょっと記憶が(笑)
アテに漬けヨコワ(380円)を注文。
関西の人はヨコワが好きですね。

甘めに漬けられてある大阪風ですな。 これに痺れるくらい強烈なワサビが乗っかっているのがいい。
程よく酔い始めた客に「しっかりせんかい!」と喝を入れているようです。
〆て1970円。
ここもナイスな立ち飲みでした。



丑寅にて鷹長を飲む
7月14日日曜日の話
ホテルにチェックインして、少し休憩した後、18時を廻った頃、再びナンバに出没であります。
道頓堀北側のホテルから徒歩で難波駅方面に向かいます。
日曜日ということもあってか、土砂降りにも拘らず、凄い人出ですね。
さて、目当ては丑寅という立ち飲みであります。 南海難波駅のすぐそばですが、狭い路地裏には立ち飲み屋やバルが軒を連ね、中々雰囲気のある一帯です。

近辺には味のある飲み屋が多く、仮に満席なら他所に廻るつもりでしたが、タイミングよく会計が終わったばかりの客と入れ違いに入ることが出来ました。
ビニールシート越しにもお客さんの楽しそうな談笑が聞こえてきます。

シートをめくって中に入ると、おっ なかなか良さそうな酒場ですぞ。
私の索酒場センサーがビンビン反応しております。
お一人様でしたので、カウンターの一角に滑り込みます。
ギュウギュウ詰めというわけではなく、隣の人と肩が触れ合うほどではありません。
壁に貼られてあるメニューを見ますと、ほとんど350円均一ですね。 2,3品250円のものもあります。 飲み物もほぼ350円ですが、日本酒はモノによっては400円以上のものもあったかもしれません。
まず生ビール。 当然ですな、これは。 料理の一品目は土手焼。 土手煮とか味噌煮と言ったほうが自然だと思うのですが、大阪では何故か土手焼と言いますね。
注文すると小鍋に入れて電子レンジで温め直して出されます。

この土手焼は絶品ですな。 このスジの量。 味噌の甘み、全体の濃厚さ。 こんな酒場には、こういうコッテリした土手焼が合います。 最近食べた土手焼では一番美味しかった。
生ビールの後に、グレープフルーツの酎ハイを注文。 これがウマかった。

暑い一日だったので、炭酸系は美味しく感じるものだが、それにしてもこの酎ハイはウマい。
グレープフルーツというのが合うね。 あまりに清涼感があるので2杯続けていってしまった。
二杯目に一杯目のグレープフルーツの果肉が継承されるのがイイね。 最近、気を利かせてグラスを新しいのと取り換える店が増えてきましたが、立ち飲み屋はこういう昔ながらの飲み方の方のほうがいいなあ。
土手焼の後に、カニみそバターバケットを注文。

これ又グレープフルーツの酎ハイと合うんですなあ(しみじみ)
ラストに日本酒(鷹長)とツブ貝の醤油煮を注文。

鷹長は奈良の酒だそうな。
竹串でツブ貝をほじくり出しながら、チビチビやります。

合計で2800円か2900円だったかな。
料理は二人いる男性が作って、酒の采配は女の子が仕切っていた。
この娘がテキパキしていて見ていて気持ちがいい。
酒、料理、雰囲気、接客、価格とバランスの取れた佳店で、非常に気に入りました。
ぜひとも再訪したい店リストに追加したのは言うまでもありません。
ホテルにチェックインして、少し休憩した後、18時を廻った頃、再びナンバに出没であります。
道頓堀北側のホテルから徒歩で難波駅方面に向かいます。
日曜日ということもあってか、土砂降りにも拘らず、凄い人出ですね。
さて、目当ては丑寅という立ち飲みであります。 南海難波駅のすぐそばですが、狭い路地裏には立ち飲み屋やバルが軒を連ね、中々雰囲気のある一帯です。

近辺には味のある飲み屋が多く、仮に満席なら他所に廻るつもりでしたが、タイミングよく会計が終わったばかりの客と入れ違いに入ることが出来ました。
ビニールシート越しにもお客さんの楽しそうな談笑が聞こえてきます。

シートをめくって中に入ると、おっ なかなか良さそうな酒場ですぞ。
私の索酒場センサーがビンビン反応しております。
お一人様でしたので、カウンターの一角に滑り込みます。
ギュウギュウ詰めというわけではなく、隣の人と肩が触れ合うほどではありません。
壁に貼られてあるメニューを見ますと、ほとんど350円均一ですね。 2,3品250円のものもあります。 飲み物もほぼ350円ですが、日本酒はモノによっては400円以上のものもあったかもしれません。
まず生ビール。 当然ですな、これは。 料理の一品目は土手焼。 土手煮とか味噌煮と言ったほうが自然だと思うのですが、大阪では何故か土手焼と言いますね。
注文すると小鍋に入れて電子レンジで温め直して出されます。

この土手焼は絶品ですな。 このスジの量。 味噌の甘み、全体の濃厚さ。 こんな酒場には、こういうコッテリした土手焼が合います。 最近食べた土手焼では一番美味しかった。
生ビールの後に、グレープフルーツの酎ハイを注文。 これがウマかった。

暑い一日だったので、炭酸系は美味しく感じるものだが、それにしてもこの酎ハイはウマい。
グレープフルーツというのが合うね。 あまりに清涼感があるので2杯続けていってしまった。
二杯目に一杯目のグレープフルーツの果肉が継承されるのがイイね。 最近、気を利かせてグラスを新しいのと取り換える店が増えてきましたが、立ち飲み屋はこういう昔ながらの飲み方の方のほうがいいなあ。
土手焼の後に、カニみそバターバケットを注文。

これ又グレープフルーツの酎ハイと合うんですなあ(しみじみ)
ラストに日本酒(鷹長)とツブ貝の醤油煮を注文。

鷹長は奈良の酒だそうな。
竹串でツブ貝をほじくり出しながら、チビチビやります。

合計で2800円か2900円だったかな。
料理は二人いる男性が作って、酒の采配は女の子が仕切っていた。
この娘がテキパキしていて見ていて気持ちがいい。
酒、料理、雰囲気、接客、価格とバランスの取れた佳店で、非常に気に入りました。
ぜひとも再訪したい店リストに追加したのは言うまでもありません。


