赤壁酒店で酔鯨を飲む
10月16日金曜日の話
北九州市の台所、旦過市場。

朝早かったので開いていない店が多いが、市場のすぐ横に「エエ感じ」の食堂があった。
千成屋という店らしい。

路地に面したガラスケースがそそるではありませんか!

こりゃ もう入るしかないでしょ(笑)
シブい店内で、中飯、味噌汁、肉じゃが、ほうれん草のお浸しをチョイス。

飲んだ翌日の健康的な朝食ですな。
さて、市場に戻って・・・
10時過ぎに赤壁酒店の前に来ると若い男が開店準備中だ。
開店一番なのでもちろん他に客はいない。

「いいですか?」と言いながら勝手に入る私。
ガラスケースの中には簡単な食べ物を既に準備済みだ。

朝っぱらなので軽くにしよう。 酔鯨純米の半分
アテは目の前に見えた竹輪にした。

うん、酔鯨ウマイですね。 竹輪をかじりながら朝から酒をチビチビ飲む。
仕事はええんか(汗)
店には女将と恐らく息子さんであろう男性が一人。

ただ一人黙々と飲む私(苦笑)
合計で430円。 それにしても何処で飲んでも安いね。
店を出て市場内の来た道を戻っていく。
この頃になると市場にも活気が出てきましたね。
旦過市場、いい市場ですね。
北九州市の台所、旦過市場。

朝早かったので開いていない店が多いが、市場のすぐ横に「エエ感じ」の食堂があった。
千成屋という店らしい。

路地に面したガラスケースがそそるではありませんか!

こりゃ もう入るしかないでしょ(笑)
シブい店内で、中飯、味噌汁、肉じゃが、ほうれん草のお浸しをチョイス。

飲んだ翌日の健康的な朝食ですな。
さて、市場に戻って・・・
10時過ぎに赤壁酒店の前に来ると若い男が開店準備中だ。
開店一番なのでもちろん他に客はいない。

「いいですか?」と言いながら勝手に入る私。
ガラスケースの中には簡単な食べ物を既に準備済みだ。

朝っぱらなので軽くにしよう。 酔鯨純米の半分
アテは目の前に見えた竹輪にした。

うん、酔鯨ウマイですね。 竹輪をかじりながら朝から酒をチビチビ飲む。
仕事はええんか(汗)
店には女将と恐らく息子さんであろう男性が一人。

ただ一人黙々と飲む私(苦笑)
合計で430円。 それにしても何処で飲んでも安いね。
店を出て市場内の来た道を戻っていく。
この頃になると市場にも活気が出てきましたね。
旦過市場、いい市場ですね。



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カクテルバーしろ
10月15日木曜日の話
小倉の繁華街は駅前に展開しているので非常に便利だ。
小倉の有名な旦過市場に隣接したような飲み屋街というのか・・

非常に狭い路地の中にその店はあった。

この路地・・・
し、シブすぎる(汗)

「カクテルバーしろ」 店を興して57年。 小倉バー中の老舗である。
店名の「しろ」は「white」ではなく「castle」の意味だそうだ。

入口の廻りには店主の趣味なのか大き目の植物で飾り立てられてある。

店内もこれまた植物の多い空間である。 ユリのいい香りが心地よく鼻をくすぐる。
私もバーはそこそこ通い詰めたクチだが、かつてあまり経験したことがない雰囲気である。

フルーツを使ったカクテルを得意としているのであろうか、
形のいい美味しそうなフルーツがカウンターの上にデコラティブに鎮座している。

この大量のフルーツと大量のユリの花がこの店のイメージを形成する大きな要素となっている。
オーナーは品のいい御婆様。 有名なバーテンダーであったご主人が他界された後も店を守っているのであろう。
バーの価値観を何処に見出すのかは客の自由であり人それぞれである。
バーテンダーの技量。 店の雰囲気。 接客の妙。 あるいは酒の種類の豊富さなども大きな要素であろう。
しかし名状し難い居心地の良さ、得も言われぬ癒しのオーラに満ち溢れている店こそが街場のバーの真骨頂であるとも言える。
一言で言えばこの店はそういう店である。
慈愛に満ちた店である。 店主の仁徳によるものか客を包み込む優しさに満ちた店である。
お通しの炒り銀杏。

この美しい焦げ目に客に対する思いやりを感じるのである。
名物の漬物の盛り合わせ。 見よこの量を。

これで茶漬け4杯は食えるではないか。
カクテルは御婆様が心を込めて作ってくださったグレープフルーツのカクテル。

愛に溢れた酒が不味かろうはずがない。
〆て1800円。 もう一杯飲むべきであったかもしれない。
いや、もう一度飲みに来たいというこの気持ちを抱いて店を後にしてこそ大人の飲み方なのだ。
そして客にそう思わせる大人の接客なのである。
カクテルバーしろ 訪れるべき価値のある素敵なバーである。
小倉の繁華街は駅前に展開しているので非常に便利だ。
小倉の有名な旦過市場に隣接したような飲み屋街というのか・・

非常に狭い路地の中にその店はあった。

この路地・・・
し、シブすぎる(汗)

「カクテルバーしろ」 店を興して57年。 小倉バー中の老舗である。
店名の「しろ」は「white」ではなく「castle」の意味だそうだ。

入口の廻りには店主の趣味なのか大き目の植物で飾り立てられてある。

店内もこれまた植物の多い空間である。 ユリのいい香りが心地よく鼻をくすぐる。
私もバーはそこそこ通い詰めたクチだが、かつてあまり経験したことがない雰囲気である。

フルーツを使ったカクテルを得意としているのであろうか、
形のいい美味しそうなフルーツがカウンターの上にデコラティブに鎮座している。

この大量のフルーツと大量のユリの花がこの店のイメージを形成する大きな要素となっている。
オーナーは品のいい御婆様。 有名なバーテンダーであったご主人が他界された後も店を守っているのであろう。
バーの価値観を何処に見出すのかは客の自由であり人それぞれである。
バーテンダーの技量。 店の雰囲気。 接客の妙。 あるいは酒の種類の豊富さなども大きな要素であろう。
しかし名状し難い居心地の良さ、得も言われぬ癒しのオーラに満ち溢れている店こそが街場のバーの真骨頂であるとも言える。
一言で言えばこの店はそういう店である。
慈愛に満ちた店である。 店主の仁徳によるものか客を包み込む優しさに満ちた店である。
お通しの炒り銀杏。

この美しい焦げ目に客に対する思いやりを感じるのである。
名物の漬物の盛り合わせ。 見よこの量を。

これで茶漬け4杯は食えるではないか。
カクテルは御婆様が心を込めて作ってくださったグレープフルーツのカクテル。

愛に溢れた酒が不味かろうはずがない。
〆て1800円。 もう一杯飲むべきであったかもしれない。
いや、もう一度飲みに来たいというこの気持ちを抱いて店を後にしてこそ大人の飲み方なのだ。
そして客にそう思わせる大人の接客なのである。
カクテルバーしろ 訪れるべき価値のある素敵なバーである。



酒房武蔵で九州菊!
10月15日 木曜日
「酒房 武蔵」
小倉の大衆酒場として全国に名を知られた老舗である。

本来北九州の夜の口火はココで飾るべきであったが、予想外の展開に巻き込まれてよもやの7軒目に(汗)
歴史ある小倉の繁華街にデンと鎮座する様子はまさに「来る者は拒まず、去る者は追わず」
大衆酒場の矜持を長年に亘って守り続けた店ならではの貫目である。
1階にはカウンターがあり、私一人なら間違いなくそちらに座ったろうが、本日のナビ役の地元の御仁は「2階席こそ見て欲しい」との話。
2階に上がってみると、なるほど、これはいい。
大き目の座敷にいくつものテーブルが並べてあり小さな衝立で仕切られている。
昨今は酒の席の話を回りに聞かれたくない人も多いらしいが、この全て筒抜けな感じが大衆酒場の大衆酒場たる所以である。 仕事帰りに2,3人で飲むには心地のいい空間だ。
小倉の郷土料理ともいうべきじんだ煮とやら。

うん、おいしいです。 ぬかを入れて炊いてあるらしいのだが北陸のへしこのように塩辛くもなく食べやすい。
翌日覗いた旦過市場でも何軒かで売られていたが地元在住なら買って帰るところだ。 こりゃ日本酒の友ですね。
かなり腹が膨れている状態で入ったものの・・・・
盛り刺。 大衆酒場は刺身系はイマイチな店も多いですが中々立派なもんです。

冷奴

とくれば日本酒ですね。 地元福岡の九州菊を。

うん、これもいいですね。
(翌日九州菊の娘と会うことになるとはこの時点は夢にも思わなかったが・・)
日本酒の後に白波を。

この量で300円とは嬉しい!
〆にトンカツのようにデカい串カツを(汗)

焼酎の水割りを飲みながら食べるトンカツもどき。 これが妙にウマイ(笑)
二人分で4540円。 一人三杯は飲んでいるわけだからやはり安いですね。
生活圏にあればこれまた通い詰めてしまいそうな居心地のいい酒場でした。
それにしても全身黒装束の女性店員が皆キビキビ動いて気持ちがイイね。
客との距離感、愛想、レスポンス、
うん、「酒場のオバチャンはこうでなくちゃ」的な見本を見ているようです(笑)
「酒房 武蔵」
小倉の大衆酒場として全国に名を知られた老舗である。

本来北九州の夜の口火はココで飾るべきであったが、予想外の展開に巻き込まれてよもやの7軒目に(汗)
歴史ある小倉の繁華街にデンと鎮座する様子はまさに「来る者は拒まず、去る者は追わず」
大衆酒場の矜持を長年に亘って守り続けた店ならではの貫目である。
1階にはカウンターがあり、私一人なら間違いなくそちらに座ったろうが、本日のナビ役の地元の御仁は「2階席こそ見て欲しい」との話。
2階に上がってみると、なるほど、これはいい。
大き目の座敷にいくつものテーブルが並べてあり小さな衝立で仕切られている。
昨今は酒の席の話を回りに聞かれたくない人も多いらしいが、この全て筒抜けな感じが大衆酒場の大衆酒場たる所以である。 仕事帰りに2,3人で飲むには心地のいい空間だ。
小倉の郷土料理ともいうべきじんだ煮とやら。

うん、おいしいです。 ぬかを入れて炊いてあるらしいのだが北陸のへしこのように塩辛くもなく食べやすい。
翌日覗いた旦過市場でも何軒かで売られていたが地元在住なら買って帰るところだ。 こりゃ日本酒の友ですね。
かなり腹が膨れている状態で入ったものの・・・・
盛り刺。 大衆酒場は刺身系はイマイチな店も多いですが中々立派なもんです。

冷奴

とくれば日本酒ですね。 地元福岡の九州菊を。

うん、これもいいですね。
(翌日九州菊の娘と会うことになるとはこの時点は夢にも思わなかったが・・)
日本酒の後に白波を。

この量で300円とは嬉しい!
〆にトンカツのようにデカい串カツを(汗)

焼酎の水割りを飲みながら食べるトンカツもどき。 これが妙にウマイ(笑)
二人分で4540円。 一人三杯は飲んでいるわけだからやはり安いですね。
生活圏にあればこれまた通い詰めてしまいそうな居心地のいい酒場でした。
それにしても全身黒装束の女性店員が皆キビキビ動いて気持ちがイイね。
客との距離感、愛想、レスポンス、
うん、「酒場のオバチャンはこうでなくちゃ」的な見本を見ているようです(笑)



藤高酒店
10月15日 木曜日の話
どこをどう歩いているのか分からないが暗い街並みの中をウッチャンについて行く。
連れて来てくれたのが藤高酒店。

暗闇にボオッと灯りが燈っているのがシブいですな。
ここでもまた多くの男どもがカクウチっている。
今日廻ってきた中で一番お客さんが多いかな。

コの字型だったかL字型だったか忘れたが年期の入ったカウンターの周りに客が群がっている。

カウンターの内側には明るく気風のいい女将が常連どもを捌いている。

これまた生活に密着度が高そうないいカクウチですなあ。
演出感ゼロな感じは宮原酒店や高橋酒店と同じですが女将が若い分雰囲気に勢いがある。
こちらでも当然ヒヤを一杯。 銘柄は失念。
ツマミには冷奴をもらう。

これが150円。 酒は250円だから合計は400円だ(^^;)
元々こちらは広島の喜久娘を飲ませていたらしいが今は廃業して無くなったので
女将の出身地佐賀の酒を主に仕入れているそうだ。
この店でもウッチャンは皆と顔見知りみたいで相変わらず左右から食べかけの差し入れが次々に差し出される(笑)

こちらの女将は体もボリューム満点だが快活で実に元気だ。
ウッチャンが「せっかくだから女将と一緒に写真撮ったら」と言うと
女将は「いや~ん、化粧しとらんからダメェ~」
とか言っておりましたが一緒に写ってくれました(笑)

こうして思わぬ形で出会った地元北九州の男ウッチャンとカクウチ4軒をハシゴした。
戸畑駅まで一緒に歩いて帰る。
ウッチャンは「もっと色々行きたかったんだけどなあ。 また北九州おいでよ。 また一緒に飲もうよ。 高橋に来てウッチャンと言えば分かるからさ」
いやぁ本当に面白かった。 まさに酒場の邂逅は一期一会。 色んな出会いがあると改めて実感した。
ウッチャンこと内田さん、本当にありがとうございました。
また北九州に来た時は一緒にカクウチで飲みましょう。
どこをどう歩いているのか分からないが暗い街並みの中をウッチャンについて行く。
連れて来てくれたのが藤高酒店。

暗闇にボオッと灯りが燈っているのがシブいですな。
ここでもまた多くの男どもがカクウチっている。
今日廻ってきた中で一番お客さんが多いかな。

コの字型だったかL字型だったか忘れたが年期の入ったカウンターの周りに客が群がっている。

カウンターの内側には明るく気風のいい女将が常連どもを捌いている。

これまた生活に密着度が高そうないいカクウチですなあ。
演出感ゼロな感じは宮原酒店や高橋酒店と同じですが女将が若い分雰囲気に勢いがある。
こちらでも当然ヒヤを一杯。 銘柄は失念。
ツマミには冷奴をもらう。

これが150円。 酒は250円だから合計は400円だ(^^;)
元々こちらは広島の喜久娘を飲ませていたらしいが今は廃業して無くなったので
女将の出身地佐賀の酒を主に仕入れているそうだ。
この店でもウッチャンは皆と顔見知りみたいで相変わらず左右から食べかけの差し入れが次々に差し出される(笑)

こちらの女将は体もボリューム満点だが快活で実に元気だ。
ウッチャンが「せっかくだから女将と一緒に写真撮ったら」と言うと
女将は「いや~ん、化粧しとらんからダメェ~」
とか言っておりましたが一緒に写ってくれました(笑)

こうして思わぬ形で出会った地元北九州の男ウッチャンとカクウチ4軒をハシゴした。
戸畑駅まで一緒に歩いて帰る。
ウッチャンは「もっと色々行きたかったんだけどなあ。 また北九州おいでよ。 また一緒に飲もうよ。 高橋に来てウッチャンと言えば分かるからさ」
いやぁ本当に面白かった。 まさに酒場の邂逅は一期一会。 色んな出会いがあると改めて実感した。
ウッチャンこと内田さん、本当にありがとうございました。
また北九州に来た時は一緒にカクウチで飲みましょう。



はらぐち酒店
10月15日 木曜日
戸畑駅に着いた後、目的の店に向かう。 駅の近くに在った。

立派な酒屋の横に通用口のようなものがあり、その内部がカクウチになっている。

狭い店だが、中には結構人がいる。
ここでもウッチャンは顔なじみが多いようだ。
店は女性が二人で接客。 女将とお嫁さんかな。
ウッチャンが常連らしく色々解説してくれる。

「ここは料理が一杯あるんよ。 ほらメニューも写真撮ったら」
というわけで遠慮なくパチパチ撮らせていただきました。

ウッチャンはクジラベーコンを注文した。
「くじらはタレより塩だね。 オレはいつも塩なんだ。 ほら食べて」

なるほど。 ルイベのベーコンに塩を一つまみ。 うん、こりゃイケる。
私は折角色んな銘柄が有るので日本酒をもらいましょう。

「戸切が地元では有名だね」
「じゃあ戸切にしようかな」(私)
「戸切の渡し♪」
「ん?」
「戸切よ今夜もありがとう♪」
「・・・・・ 」(汗)

さて、がめ煮やアジの南蛮漬けも美味しそうですが、ここはシンプルにおでんをもらいましょう。
たまごとダイコン。

うん、いいですな。
カクウチはヒヤでキュッとやりたいところですが、こちらはいいお酒を出されておられるので冷蔵庫から取り出す冷酒になります。
うん、戸切の渡し、じゃなかった戸切の純米、悪くないっす。

450円払って表にでる。 計算上は550円になるはずなのだが(いいのかな)
というわけで何処でも顔役のウッチャンのお陰で楽しく過ごすことが出来ました。
「もう一軒、いい店があるんよ」
「ハハ、もうこうなったら何処でも行きますよ」(笑)
という訳で二人仲良く暗闇の街に消えていきました。
戸畑駅に着いた後、目的の店に向かう。 駅の近くに在った。

立派な酒屋の横に通用口のようなものがあり、その内部がカクウチになっている。

狭い店だが、中には結構人がいる。
ここでもウッチャンは顔なじみが多いようだ。
店は女性が二人で接客。 女将とお嫁さんかな。
ウッチャンが常連らしく色々解説してくれる。

「ここは料理が一杯あるんよ。 ほらメニューも写真撮ったら」
というわけで遠慮なくパチパチ撮らせていただきました。

ウッチャンはクジラベーコンを注文した。
「くじらはタレより塩だね。 オレはいつも塩なんだ。 ほら食べて」

なるほど。 ルイベのベーコンに塩を一つまみ。 うん、こりゃイケる。
私は折角色んな銘柄が有るので日本酒をもらいましょう。

「戸切が地元では有名だね」
「じゃあ戸切にしようかな」(私)
「戸切の渡し♪」
「ん?」
「戸切よ今夜もありがとう♪」
「・・・・・ 」(汗)

さて、がめ煮やアジの南蛮漬けも美味しそうですが、ここはシンプルにおでんをもらいましょう。
たまごとダイコン。

うん、いいですな。
カクウチはヒヤでキュッとやりたいところですが、こちらはいいお酒を出されておられるので冷蔵庫から取り出す冷酒になります。
うん、戸切の渡し、じゃなかった戸切の純米、悪くないっす。

450円払って表にでる。 計算上は550円になるはずなのだが(いいのかな)
というわけで何処でも顔役のウッチャンのお陰で楽しく過ごすことが出来ました。
「もう一軒、いい店があるんよ」
「ハハ、もうこうなったら何処でも行きますよ」(笑)
という訳で二人仲良く暗闇の街に消えていきました。



高橋酒店
10月15日木曜日の話
この界隈の常連らしき御仁と一緒に川沿いを歩いて行く。
「ここだよ」
と常連らしき御仁が指差したのが高橋酒店。

薄々ここではないかと予想はしていた。
今回、宮原酒店とともに来たかった店だ。 異存はない。
コチラの店もシブい造りだ。

宮原酒店が奥に長い構造なのに対して高橋酒店は間口が広く、より開放的な空間となっている。

カウンターに陣取り国の寿の一級をヒヤでもらう。

ツマミはいろいろあったが・・・

ここでも缶詰をもらった。 今度は牛肉だ(笑)

この昼間っからヒヤ&缶詰ってのはたまりませんな。 得も言われぬ背徳感があります。( ̄ー ̄)ニヤリ

こちらの御婆さんも笑顔が魅力的な方だ。
呉から来た旨を告げると
「まぁ古いだけで何にもない店ですよ」
「いや、古いこと自体に意味があります」
こちらは大正7年創業、今年で98年だそうだ。
表は造作に手を加えてあるが内部は大正時代の面影を色濃く残している。

お婆ちゃんの話だとコチラの店も区画整理で立ち退きを迫られているそうだ。
「表の看板見たでしょ。ウチは反対してるんです」(笑)
「なるほど」(私)
それにしても川沿いの酒屋の軒先で知り合ったばかりの人達飲むのも又乙なものです。
「あんたのこと何て呼んだらいい?」
「武田っていいますけど」
「俺は内田だ!」
「はい」(汗)
「みんなからはウッチャンと呼ばれている」
「そうですか」(^^;)

ウッチャンが店の中から赤星を取り出して飲み始めた。
「おれはこれが一番好きなんだ」
「私も好きですよ」
「あんたも飲んで」
「こりゃ どうも」

「あんたこれからどうするの?」
「小倉で8時に友達と会う約束です」
「まだ大分時間があるね。 カクウチが好きならもっと色んな店があるんだ。 もうちょい一緒に行こうや」
「へ?」
「いい店がいっぱいあるんだよ。 今から戸畑へ行こう!」
「はぁ? 戸畑って何処ですか? あの・・ 小倉で8時に会う予定が・・」
「大丈夫、大丈夫! 戸畑は小倉の1個前だから十分間に合う」
「そうですか・・ 同じ方向ですか・・ それじゃあ行ってみようかな・・」(汗)

会計は450円。 これだけ楽しませてもらってこの金額では申し訳ないくらいだ。
ウッチャンと並んで折尾駅に向かう。
すれ違うオッサンや兄ちゃんが皆ウッチャンに挨拶していく。
「よく飲んでいるんですか?」
「高橋は週3、宮原は週2だな」
ウッチャン恐るべし。(; ̄皿 ̄)
この界隈の常連らしき御仁と一緒に川沿いを歩いて行く。
「ここだよ」
と常連らしき御仁が指差したのが高橋酒店。

薄々ここではないかと予想はしていた。
今回、宮原酒店とともに来たかった店だ。 異存はない。
コチラの店もシブい造りだ。

宮原酒店が奥に長い構造なのに対して高橋酒店は間口が広く、より開放的な空間となっている。

カウンターに陣取り国の寿の一級をヒヤでもらう。

ツマミはいろいろあったが・・・

ここでも缶詰をもらった。 今度は牛肉だ(笑)

この昼間っからヒヤ&缶詰ってのはたまりませんな。 得も言われぬ背徳感があります。( ̄ー ̄)ニヤリ

こちらの御婆さんも笑顔が魅力的な方だ。
呉から来た旨を告げると
「まぁ古いだけで何にもない店ですよ」
「いや、古いこと自体に意味があります」
こちらは大正7年創業、今年で98年だそうだ。
表は造作に手を加えてあるが内部は大正時代の面影を色濃く残している。

お婆ちゃんの話だとコチラの店も区画整理で立ち退きを迫られているそうだ。
「表の看板見たでしょ。ウチは反対してるんです」(笑)
「なるほど」(私)
それにしても川沿いの酒屋の軒先で知り合ったばかりの人達飲むのも又乙なものです。
「あんたのこと何て呼んだらいい?」
「武田っていいますけど」
「俺は内田だ!」
「はい」(汗)
「みんなからはウッチャンと呼ばれている」
「そうですか」(^^;)

ウッチャンが店の中から赤星を取り出して飲み始めた。
「おれはこれが一番好きなんだ」
「私も好きですよ」
「あんたも飲んで」
「こりゃ どうも」

「あんたこれからどうするの?」
「小倉で8時に友達と会う約束です」
「まだ大分時間があるね。 カクウチが好きならもっと色んな店があるんだ。 もうちょい一緒に行こうや」
「へ?」
「いい店がいっぱいあるんだよ。 今から戸畑へ行こう!」
「はぁ? 戸畑って何処ですか? あの・・ 小倉で8時に会う予定が・・」
「大丈夫、大丈夫! 戸畑は小倉の1個前だから十分間に合う」
「そうですか・・ 同じ方向ですか・・ それじゃあ行ってみようかな・・」(汗)

会計は450円。 これだけ楽しませてもらってこの金額では申し訳ないくらいだ。
ウッチャンと並んで折尾駅に向かう。
すれ違うオッサンや兄ちゃんが皆ウッチャンに挨拶していく。
「よく飲んでいるんですか?」
「高橋は週3、宮原は週2だな」
ウッチャン恐るべし。(; ̄皿 ̄)



宮原酒店
10月15日木曜日の話
カクウチで有名な北九州の折尾。
折尾駅側の川沿いに飲み屋街があるのだが・・・

し、しぶ過ぎますな、これは!(; ̄皿 ̄) 何ちゅう凄いロケーションなんだ!
こりゃ野毛も真っ青ですな!(゚Д゚;)
目的地は宮原酒店という酒屋でございます。
100年以上の歴史があり、北九州のカクウチの中でも出色の歴史があるということだ。
スマホ片手に店を探す。 本当に今は便利ですなあ。
ほどなく宮原酒店の看板を発見。 ホント普通の酒屋ですなあ。

平屋建ての古い酒屋の中がガランとしたカクウチの空間になっているのだが・・
シ、シブいですな・・(涙) こりゃホントに凄い(汗)
何が凄いって普通なのが凄い。 そこにはまったく演出と言う名の策略は存在しない。
ただ自然なる時の流れだけが刻まれた稀有な枯れっぷりが存在するだけである!
最近雨後の竹の子みたいに繁殖している立ち飲みなんぞは束になっても敵わない格調高き廃れっぷりである。
ここまで来るともはや一種の文化財である。
おっと柄にもなく興奮してしまった。
まずはビールでももらいましょうかね。 サッポロの黒ラベルをと、320円ですか(安うぅ)

「何か食べられますか?」と店主のお婆ちゃん。
「そうですね。じゃあ、その焼鳥の缶詰を」
「温めますか?」
「いえ、このままでいいです」
焼鳥の缶詰は温めても勿論美味しいのだが、常温で汁が煮こごり状になっているのが酒のツマミにはいいんです。

温めると汁が液状化して鶏肉だけを食べることになりますが、冷たいとゼラチン状の汁も爪楊枝ですくって食べれますからな。
これが絶妙の塩気で酒に合うんですな。( ̄ー ̄)ニヤリ
「広島の呉から来たんです」
「そりゃまあ」
「戦時中に祖父が折尾に住んでいたんです」
「は~そうですかぁ」
それにしても本場北九州のカクウチは初めてですが、期待に違わぬ居心地の良さである。
これは他では味わえない一種独特の雰囲気である。

やらせ感などは微塵もない、ただ立って飲むだけの空間。
奥には座敷が有り常連が将棋を指している。
その奥には中庭がある。

なんちゅうシブい店なんだ。(゚Д゚;)
店番は小さなお婆ちゃん。 この方が終始ニコニコしていて実に温かみがある。
支払いは520円。 実に内容の濃い520円だった。
さて、せっかく折尾まで来たのですからもう一軒有名なカクウチを拝んでいきましょうかね。
名残は尽きぬが宮原酒店を後にする。
表に出て暫し余韻に浸っていると便所から常連の方が出てきた。
カウンターで私の横で飲んでいた人だ。
なぎら健一を彷彿させるいかにも飲みなれた感じの人だ。

「呉からわざわざ来たの?」
「ハハ、そうなんですよ」
「俺ももう一軒飲んでいこうと思ってるけど一緒に来る? 面白い店があるよ」
「え?」
思わぬ展開に一瞬驚いたが、常連が面白いと言う店に行ってみたいではないか。
「いいんですか。それじゃあお言葉に甘えて・・」
こうして予想だにしなかった地元の大常連と巡る珠玉のカクウチツアーが始まったのであった(汗)
カクウチで有名な北九州の折尾。
折尾駅側の川沿いに飲み屋街があるのだが・・・

し、しぶ過ぎますな、これは!(; ̄皿 ̄) 何ちゅう凄いロケーションなんだ!
こりゃ野毛も真っ青ですな!(゚Д゚;)
目的地は宮原酒店という酒屋でございます。
100年以上の歴史があり、北九州のカクウチの中でも出色の歴史があるということだ。
スマホ片手に店を探す。 本当に今は便利ですなあ。
ほどなく宮原酒店の看板を発見。 ホント普通の酒屋ですなあ。

平屋建ての古い酒屋の中がガランとしたカクウチの空間になっているのだが・・
シ、シブいですな・・(涙) こりゃホントに凄い(汗)
何が凄いって普通なのが凄い。 そこにはまったく演出と言う名の策略は存在しない。
ただ自然なる時の流れだけが刻まれた稀有な枯れっぷりが存在するだけである!
最近雨後の竹の子みたいに繁殖している立ち飲みなんぞは束になっても敵わない格調高き廃れっぷりである。
ここまで来るともはや一種の文化財である。
おっと柄にもなく興奮してしまった。
まずはビールでももらいましょうかね。 サッポロの黒ラベルをと、320円ですか(安うぅ)

「何か食べられますか?」と店主のお婆ちゃん。
「そうですね。じゃあ、その焼鳥の缶詰を」
「温めますか?」
「いえ、このままでいいです」
焼鳥の缶詰は温めても勿論美味しいのだが、常温で汁が煮こごり状になっているのが酒のツマミにはいいんです。

温めると汁が液状化して鶏肉だけを食べることになりますが、冷たいとゼラチン状の汁も爪楊枝ですくって食べれますからな。
これが絶妙の塩気で酒に合うんですな。( ̄ー ̄)ニヤリ
「広島の呉から来たんです」
「そりゃまあ」
「戦時中に祖父が折尾に住んでいたんです」
「は~そうですかぁ」
それにしても本場北九州のカクウチは初めてですが、期待に違わぬ居心地の良さである。
これは他では味わえない一種独特の雰囲気である。

やらせ感などは微塵もない、ただ立って飲むだけの空間。
奥には座敷が有り常連が将棋を指している。
その奥には中庭がある。

なんちゅうシブい店なんだ。(゚Д゚;)
店番は小さなお婆ちゃん。 この方が終始ニコニコしていて実に温かみがある。
支払いは520円。 実に内容の濃い520円だった。
さて、せっかく折尾まで来たのですからもう一軒有名なカクウチを拝んでいきましょうかね。
名残は尽きぬが宮原酒店を後にする。
表に出て暫し余韻に浸っていると便所から常連の方が出てきた。
カウンターで私の横で飲んでいた人だ。
なぎら健一を彷彿させるいかにも飲みなれた感じの人だ。

「呉からわざわざ来たの?」
「ハハ、そうなんですよ」
「俺ももう一軒飲んでいこうと思ってるけど一緒に来る? 面白い店があるよ」
「え?」
思わぬ展開に一瞬驚いたが、常連が面白いと言う店に行ってみたいではないか。
「いいんですか。それじゃあお言葉に甘えて・・」
こうして予想だにしなかった地元の大常連と巡る珠玉のカクウチツアーが始まったのであった(汗)


