2017-10

駒形どぜう

  3月7日木曜日の話

 誰もが知っている有名店ですが、もちろん初めての訪問です。

 駒形どぜう

 有名すぎて敬遠していたところもありますが、個人的な事情もあります。

 実は独身時代に住んでいた静岡県のこと。 職場の15メートルくらい横にいわゆる「どじょう料理屋」があった。 近くにあればつい行ってしまうもの。 それほど高くもなかったので月一回くらいは行っていました。 つまり年10回前後。 4年住んでいたので40~50回くらいは行ったでしょうか。

 というわけで「どじょう」と言われると「・・・ハハ・・・既に一生分は食べているので・・・」とつい敬遠してきたのでありました。
が、本日は招待されての席。 文句は言えまへん。

 浅草本店に午後7時頃到着。
薄暗い夜空にボウッ浮かび上がる江戸期の商家造りを模した店舗は雰囲気満点です。

 関東大震災や東京大空襲でその都度全焼しているので、現在の店舗はもちろん再建されたものですが、大名行列を見下ろさないように二階の窓を無くしている点など、当時の雰囲気を忠実に再現した外観です。

 一階は戦前の雰囲気を味わえるような座敷になっておりますが、2階は楽なテーブル席になっています。 予約してあった二階の席に案内されます。 平日ですが1階も2階も満席です。

 注文は既に何度も来店経験のある案内役氏にお任せします。
酒の肴に、どじょうの蒲焼、さらしクジラ、コイの洗い、ふきのとうの天婦羅、出汁巻、くじらベーコンを注文。 もちろん名物のどぜう鍋も。

 さらしクジラ

 どじょうの蒲焼は中々の美味。
味的、食感的にアナゴを連想します。

 どじょうの蒲焼

 コイは心地よい歯ごたえ、酢味噌との相性もよい。 

 コイの洗い

フキノトウの苦みが子供の頃は苦手でしたが、今やそれも心地よい年齢になりました。

 どじょう鍋は驚くほど小っちゃい鍋で出されます。 一人鍋かと思いきや、何人で食べてもこの大きさだそうだ。 足んなきゃお替りしなよ 的な。 これも江戸っ子流?

 どじょう鍋1

 鍋の深さは1センチあるかないか。 どじょうがこぼれ落ちそうだ。
運ばれてくるのはどじょうだけで、後からささがきゴボウとネギを追加する。

 どじょう鍋2

 どじょうは既に下処理済みで、酒や味噌で煮込まれてあり、タレで味も付いている。
骨も柔らかく、臭味などは微塵もない。 今まで数十回どじょうを食べてきましたが、文句なしに今までで一番おいしかった。

 味付けのイメージとすれば親子丼の汁に味噌の風味が加わったような感じでしょうか。 どじょうは一人前に12,3匹は入っていたでしょうか。 男3人なのですぐになくなります。 おかわりすると仲居さんがすぐに持ってきてくれます。

 これほどの珍味を目の前にすれば熱燗が飲みたくなるのは日本人ならば当然のこと。
銘柄は「ふり袖」 これまた江戸情緒あふれる名前ですが、伏見の酒ですね。 江戸っ子の愛した下り酒。 どじょう鍋にもよく合います。

 ふり袖熱燗

 どじょうがなくなると、鍋の出汁にごぼうとネギだけを入れて酒の肴にするのが当地の食べ方らしい。(案内役氏談) いい酒の肴になります。

これが江戸っ子の愛した食文化なんですね。 存外旨し。
 
 名物の名に恥じぬ味と雰囲気でした。



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