「げんや」にて喜久酔のヒレ酒を飲む
7月12日金曜日の話
愛知県豊橋市。 江戸時代まで吉田と呼ばれていた城下町ですが、観光地と呼ぶにはやや知名度が足りない。
だが、観光地化していない城下町というのが又風情があるんですな。
豊橋には素敵な居酒屋が多く、個人的に好きな店もあるのですが、今回は素直に地元で人気の「げんや」にしました。
ホテルにチェックインして早速街へ繰り出します。
週末ということで、結構な人出ですね。 それにしても飲み歩いている人の年齢層が若い。 活気がある街ですね。
さて、「げんや」。 なるほど居酒屋にしては中々風格ある店構えです。

中に入ると盛況ですな。 一人の旨を告げると、カウンターの右端に案内されます。
板前の仕事ぶりは勿論、厨房全体が見渡せる特等席です。
まず生ビールで喉を潤します。 毎日暑いから美味しいですね。
お通しは車エビと白トウモロコシの冷製スープ。 美味しいですね。
カウンターに置いてある手書きのメニューから、
ポテトサラダ(850円)と鰹わらタタキ(1600円)を注文します。
結構いい値段ですな。 これで不味かったら暴れますぞ、と思っておりましたが、
出てきた料理に納得であります。 ポテトサラダは中々ゴージャスで、味もいい。
半熟の玉子もかなり美味しいです。

気仙沼産のカツオを若くて爽やかな板前がスピーディーに捌いている。
出来たてのカツオのたたきは実に香ばしい。 肉厚で見事な出来栄えだ。 自家製の生七味が素晴らしい風味で、こいつで食べるカツオのウマさときたら・・・

このオリジナル生七味はお土産に販売されているということだったが、買うのを忘れてしまった。
魚が美味しい店はヒレ酒も美味しい。 ということでヒレ酒を注文する。

辛口の酒を使っています。 銘柄を質問したら、目の前の板前が仕事を中断して、わざわざ一升瓶を抱えて席まで持ってきてくれた。
「うちは、この酒を使っています」と見せていただいたのが、「喜久酔」 静岡の酒だそうな。
このヒレ酒を飲みながら摘まむ三河湾の赤エイの肝刺(950円)。 これは絶品である。
肝系の料理は人生において相当食べてきたが、これは間違いなく過去最高の肝刺である。

広島でもエイを食べる文化はあり、煮付などは子供の頃、さんざん食べてきたが、生肝は初めてだ。 この甘み、濃厚さ、鮮度、牛や豚の肝など足元にも及ばない旨さだ。
レバ刺しが食べたくてウズウズしている人は、ここでエイ肝を食べればいい。 過去に食べたレバ刺など全て忘却の彼方だ。
最後にこれまた名物の昆布サバを注文。 どうしようか悩んでいると「ハーフにもできますよ。」とのこと、ならばと、お言葉に甘えた。 これも凝った一品。
関西のバッテラ寿司のように、昆布で〆たサバを包んであるのですが、ネギ、ワカメも一緒に包まれてあるのが個性的。

赤エイの肝刺もそうだったが、ふんだんに使われているのが花穂紫蘇(紫蘇の華が3割程度開いた時期に収穫したもの。 この花を刺身などに散らして食べる。)豊橋の名産らしい。
この花穂と一緒に食べるとワサビに近い紫蘇の香りが口中に広がり、独特の風味となる。
最後にお茶とデザート、さらには試作中のデザートまでサービスしていただいた。
とにかく板前、女性スタッフの接客が素晴らしく、何も言うことは無い。
会計を済ませて外に出ると、先ほどの若い板前が表まで出てきて見送ってくれた。
会計は6950円だったが、何の不満もない。 いや満足した。
豊橋が増々好きになったのは言うまでもない。
愛知県豊橋市。 江戸時代まで吉田と呼ばれていた城下町ですが、観光地と呼ぶにはやや知名度が足りない。
だが、観光地化していない城下町というのが又風情があるんですな。
豊橋には素敵な居酒屋が多く、個人的に好きな店もあるのですが、今回は素直に地元で人気の「げんや」にしました。
ホテルにチェックインして早速街へ繰り出します。
週末ということで、結構な人出ですね。 それにしても飲み歩いている人の年齢層が若い。 活気がある街ですね。
さて、「げんや」。 なるほど居酒屋にしては中々風格ある店構えです。

中に入ると盛況ですな。 一人の旨を告げると、カウンターの右端に案内されます。
板前の仕事ぶりは勿論、厨房全体が見渡せる特等席です。
まず生ビールで喉を潤します。 毎日暑いから美味しいですね。
お通しは車エビと白トウモロコシの冷製スープ。 美味しいですね。
カウンターに置いてある手書きのメニューから、
ポテトサラダ(850円)と鰹わらタタキ(1600円)を注文します。
結構いい値段ですな。 これで不味かったら暴れますぞ、と思っておりましたが、
出てきた料理に納得であります。 ポテトサラダは中々ゴージャスで、味もいい。
半熟の玉子もかなり美味しいです。

気仙沼産のカツオを若くて爽やかな板前がスピーディーに捌いている。
出来たてのカツオのたたきは実に香ばしい。 肉厚で見事な出来栄えだ。 自家製の生七味が素晴らしい風味で、こいつで食べるカツオのウマさときたら・・・

このオリジナル生七味はお土産に販売されているということだったが、買うのを忘れてしまった。
魚が美味しい店はヒレ酒も美味しい。 ということでヒレ酒を注文する。

辛口の酒を使っています。 銘柄を質問したら、目の前の板前が仕事を中断して、わざわざ一升瓶を抱えて席まで持ってきてくれた。
「うちは、この酒を使っています」と見せていただいたのが、「喜久酔」 静岡の酒だそうな。
このヒレ酒を飲みながら摘まむ三河湾の赤エイの肝刺(950円)。 これは絶品である。
肝系の料理は人生において相当食べてきたが、これは間違いなく過去最高の肝刺である。

広島でもエイを食べる文化はあり、煮付などは子供の頃、さんざん食べてきたが、生肝は初めてだ。 この甘み、濃厚さ、鮮度、牛や豚の肝など足元にも及ばない旨さだ。
レバ刺しが食べたくてウズウズしている人は、ここでエイ肝を食べればいい。 過去に食べたレバ刺など全て忘却の彼方だ。
最後にこれまた名物の昆布サバを注文。 どうしようか悩んでいると「ハーフにもできますよ。」とのこと、ならばと、お言葉に甘えた。 これも凝った一品。
関西のバッテラ寿司のように、昆布で〆たサバを包んであるのですが、ネギ、ワカメも一緒に包まれてあるのが個性的。

赤エイの肝刺もそうだったが、ふんだんに使われているのが花穂紫蘇(紫蘇の華が3割程度開いた時期に収穫したもの。 この花を刺身などに散らして食べる。)豊橋の名産らしい。
この花穂と一緒に食べるとワサビに近い紫蘇の香りが口中に広がり、独特の風味となる。
最後にお茶とデザート、さらには試作中のデザートまでサービスしていただいた。
とにかく板前、女性スタッフの接客が素晴らしく、何も言うことは無い。
会計を済ませて外に出ると、先ほどの若い板前が表まで出てきて見送ってくれた。
会計は6950円だったが、何の不満もない。 いや満足した。
豊橋が増々好きになったのは言うまでもない。
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Re: タイトルなし
> こんにちは。またまた愛知へようこそ。豊橋は私の故郷の近くなんで懐かしいです。
> 「げんや」はランチが結構リーズナブルでおいしく食べられた記憶があります。夜は行ったことがないが、写真みているとおいしそうですね!!
>
> 青島酒造の喜久酔はおいしいですね。とても好きな銘柄です。本醸造からしか飲んだことはありませんがどれもうまいという記憶しか残っていません。どんな肴にでもあってくれる柔軟なお酒でもあると思います。
>
> 最近は仕事の関係でなかなかお酒飲む機会が減ってしまい、我慢の日々が続いております。
こんにちは。 いつもありがとうございます。
豊橋はいい街ですね。
「げんや」でランチですか。 美味しそうですね。
喜久酔は初めて飲みました。愛知県は静岡の酒を置いてある店が多いですね。
by ほうすけ
> 「げんや」はランチが結構リーズナブルでおいしく食べられた記憶があります。夜は行ったことがないが、写真みているとおいしそうですね!!
>
> 青島酒造の喜久酔はおいしいですね。とても好きな銘柄です。本醸造からしか飲んだことはありませんがどれもうまいという記憶しか残っていません。どんな肴にでもあってくれる柔軟なお酒でもあると思います。
>
> 最近は仕事の関係でなかなかお酒飲む機会が減ってしまい、我慢の日々が続いております。
こんにちは。 いつもありがとうございます。
豊橋はいい街ですね。
「げんや」でランチですか。 美味しそうですね。
喜久酔は初めて飲みました。愛知県は静岡の酒を置いてある店が多いですね。
by ほうすけ
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「げんや」はランチが結構リーズナブルでおいしく食べられた記憶があります。夜は行ったことがないが、写真みているとおいしそうですね!!
青島酒造の喜久酔はおいしいですね。とても好きな銘柄です。本醸造からしか飲んだことはありませんがどれもうまいという記憶しか残っていません。どんな肴にでもあってくれる柔軟なお酒でもあると思います。
最近は仕事の関係でなかなかお酒飲む機会が減ってしまい、我慢の日々が続いております。