2017-08

千代娘にて千代娘を飲む

  7月13日土曜日の話

 風情ある佇まいの居酒屋が多い豊橋の中でも、その存在感は別格ですね。

 盛り場の喧騒からはやや距離をおいた辺りにあるのですが、こういった平屋建ての酒場がポツポツと点在しており独特の景観を醸し出している街並みです。

 日が陰ってきた7時頃、千代娘に到着しました。

 う~ん、こりゃ噂に違わぬ艶っぽさですなあ。 

 千代娘

 この格調高い枯れっぷりは見事です。 この店構えを眺めながら一杯飲めそうです。

 暖簾を潜って店内に足を踏み入れます。
先客は1組2名。 カウンターの左端で飲んでおられます。

 店内は5,6人掛けのカウンターと小さな小上りが一つ。
席は少ないですが、全体的にゆったりした落ち着きある空間です。

 私は空いているカウンターの右側に座りました。
目の前には既に調理済みの料理が大皿に盛られてあります。

 一番いい席ですね。

既に他店で生ビールは2杯飲んできましたが、大瓶のキリンビールを注文します。
お通しは玉子豆腐です。

大将が料理を作り、お嬢さんが酒や料理の配膳をする牧歌的な光景。

目の前の大皿からイワシ煮を一匹もらい、手書きのメニューから〆鯖を注文します。

 いわし煮

 立派なイワシですなあ。 味付けも煮付たるものこうあるべし、と言いたくなるような醤油加減で、臭味が一切ないのは当然ですが、イワシの風味を損なわない味付けながら、それでいて酒が進む濃さも兼ね備えた絶妙なる塩梅。

 〆鯖の漬かり具合も浅からず、深からず、まさに丁度いいとしか言いようがない。

 〆鯖
 
 こうなると熱燗が欲しくなりますなあ。 外は炎天下でしたが、店内はしっかりクーラーが効いております。
まず店名でもある千代娘の本醸造。 

 千代娘熱燗

 芯の強さと軽快さが同居した本醸造らしい味。 こういう酒が料理に合う。

 2本目は蓬莱泉の本醸造。 これはより辛口な酒。

 料理が無くなったので、目の前の大皿から小アジの南蛮漬けをいただく。
焼ネギの風味が甘酢に溶け込んで、じっくり漬かって骨まで軟らかい小アジが実に美味しい。

 小アジ南蛮漬け

 熱燗にこれほど合う肴があるのか、というくらいのドンピシャ加減で、少しづつでもいいから、一週間くらい毎日食べたいと思ったくらいだ。

 店主は話をすれば、実に人柄の良い人で、笑顔の素敵な魅力的な方だ。
娘さんも朴訥していて、これまた味のあるキャラクターです。

〆て4560円。

料理といい、雰囲気といい、店主の人柄といい、名店の名に恥じぬ店でした。








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