2017-10

「へんこつ」で名物の煮込みを堪能する

    9月16日火曜日の話

 次に向かう店は既に決まっていた。
煮込み大好き人間としては「へんこつ」は外せません。
京都駅のすぐ近くにあるらしい。 ・・・・・ 遠っ!(庶民から)

 看板
 
 こんなディープな店が京都タワーの真横にあるというロケーションがマニアの好奇心をくすぐる所以とも言えるが、場所が場所だけに外観は小奇麗な感じの店だ。

 へんこつ
 
 長めのL字型のカウンターにはお客さんがビッシリ張り付いている。

 お客さんは一目で常連率が高いことが分かる。 強面の大将との絶妙の距離感がそう感じさせる。
手慣れた感じで注文し、マイペースで酒をあおり、煮込みを喰う姿が板に付いている。

 さて、瓶ビール(大620円)を注文し、何からいきますか。

 ビール

 この「へんこつ」は煮込み専門の店で何と言っても有名なのが「底」あるいは「サルベージ」と呼ばれる名物煮込だ。

 牛テール、牛スジ、あるいは煮崩れたおでんの破片など、鍋の底に沈んでいるクズ肉などの旨みの沈殿物をゴソッとすくって一人前700円で出してくれるのだ。

 この手の食べ物はウマいに決まっている。
食べたいのは山々だが、一番人気の商品から手を出すのは酒場マニアとしてのプライドが許さないという妙な反骨神もある(苦笑)

 鍋

 そこで本来の看板商品であるはずのテールを注文することにした。
何を隠そう私は牛テールの煮込みが大好きなのだ。
いわば本来の自分の嗜好に素直に従った注文とも言える。 店主も自信があるのだろう。

 誇らしげに掲げられたメニューには
テール 特大 1600円から
     大 1200円から
     中  950円から  と書かれてある。

 メニュー
 
 値段もビッグである。 しかし牛テールは今や仕入れ自体が高いのでこれは仕方あるまい。

 「中」でもかなりデカいと聞いていたので「中」を注文する。
鍋をゴソッと掻き回して引き揚げられた牛テール。

 見事なサイズである。 「中」でこれなら特大はどれだけデカいのか。

 テール

 見事な色艶でサイズも期待に違わぬものだ。 ネギがたっぷり入ったザルが目の前に置かれる。
好きなだけかけろということだ。

 テール葱

 ウム、ウマい! これで不味いわけはないけどね。 しっかり味が滲み込んでいる。
赤味噌ベースなのは見たら分かるが、甘過ぎない味付けがいい。
脂っこいテールには丁度いい味付けだ。

 大阪の土手焼よりも名古屋の味噌煮込みうどんの汁を思い出す甘過ぎない味。
肉はもちろん柔らかくなっている。 とはいえ骨のまわりにへばりついた肉は箸では取れぬ。

 ここはターザンのように食らいつくしかない。 少々お下品だがご容赦あれ(汗)
骨までしゃぶってあげてこそ牛も成仏できるというものよ。

 さて、問題は二皿目である。 ここでサルベージと行きたいところであるが、「おでん」の文字を見てしまった。
おでんオタとしてはこの味噌鍋でじっくり煮込まれたおでんはスルー出来まい。

 一番滲み込み加減を堪能できそうな「いも」「こんにゃく」「たけのこ」の三種類を注文する。
我ながらナイスなチョイスだね。 一人ニヤリと悦に浸る不気味な私。

 おでん

  牛テール、牛スジ、サルベージ、おでん、全てが同じ鍋の中から発掘される。 
鍋の中から、こんにゃく1枚、じゃがいも2個、たけのこ5切れ程よそってくれた。
タケノコ5切れですよ。 そんなにサービスされたら・・・・

 「惚れてまうやろぉ~!!」
これがどれも味が滲みて・・たけのこなんて中までまっ茶色! ウマウマ! こんなもん食わされたら・・・

「惚れてまうやろぉ~~!!」
ビールの後は熱燗を一杯。 やっぱりこの画がないと酒場って感じがしないからね。

 熱燗

それにしても客層も幅広い。 途中で入ってきたお婆ちゃんなどどう見ても80代後半だ。

 息子(?)に手を引かれて杖を突きながらヨタヨタと入ってきた。 カウンターにドカッと腰をおろして、
「に、肉・・に、肉 ちょーだい・・」とのたまいける(苦笑)

 強面の大将も人生の大先輩の常連さんの前では 「ハイ! お肉ね!」 とニコニコ笑いながら牛テールをすくう。 それにかぶりつくお婆ちゃん!

 ウ~ム・・・京女 恐るべし(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 

 合計2780円でした。

 なかなか雰囲気のある面白い店でした。
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