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2023-05

「お多幸」の東京おでん♪

    3月6日金曜日の話

 最近は関東の方も関西の出汁を効かせたおでんを好んで食べる傾向にあると聞く。 

 しかし関西風の出汁を効かせたおでんが一世を風靡している今こそ真の東京おでんに触れてみたい。

 提灯

 私は東京おでんの代名詞的な老舗である「お多幸」にどうしても行ってみたかったのである。

 ふくべのすぐ近くに店がある。 ふくべでしこたま飲んだ後コチラにお邪魔した次第である。

 お多幸全景

 二人連れでカウンターに座る。 何とおでん鍋の真ん前である。 超老舗おでん屋の砂被り席とはありがたや。

 サッポロラガービールを一本もらい各々好きなおでんを注文する。

 お多幸のメニュー

 店舗は2階もあるとはいえ超有名店にしては手狭な感じだが、却ってこの狭さが希少価値を高めているともいえるし酒場オタクとしても臨場感が味わえる好みの大きさである。

 目の前には濃い目の汁が張られたおでん鍋が二つ。

 名物の豆腐が大量なのは予想通りだが、注文が飛び交う忙しい店内にもかかわらずピリっと一本筋が入った清潔感と緊張感が鍋の周辺に漂っているのはさすがである。

 お多幸のおでん鍋

 おでんは次から次へと注文が入るので大きな鍋の具もすぐになくなるが、既に仕込んでバッチリ味が滲みているタネが次から次へと補充されるので「まだ味が滲みてないので、もうちょっと待ってください」などという言い訳がましいセリフは一切無い。

 さて、私は「タケノコ、玉子、ちくわぶ」の三品。 友人は「がんもどき、ダイコン、玉子」の三品を注文した。

 お多幸のおでん

 私はこの東京風と言うのか江戸風と言うのかは知らないが、醤油と砂糖のドストレートな味は初めて体験したが素直に美味しいと思った。 

 例えは悪いがすき焼きの割り下を薄くしたような汁でダイコンも卵も中まで真茶色になるまで煮込んである。

 品の無いおでんにも見えるがこれが意外とバランスの良い味にまとまっており、成る程、東京の大老舗の看板は伊達ではないと大いに感服した次第である。

 そして最後の〆はもちろん名物の「とうめし」である。

 とうめしと言うのはおでん鍋で煮込まれた豆腐をド~ンと飯の上に載せたっぷりのおでんの汁をかけただけの超シンプルな食べ物であるがお多幸の代名詞的な一品であり是非とも食べてみたい料理だった。

 とうめし1

 ありがたいのはハーフサイズの半とうめしというのがあることだ。
これがハンパなくウマい。 今までの人生で食べた豆腐料理で一番ウマかったのでは!とすら思えてしまうのだ。

 豆腐の味の滲み方が絶妙だ。 硬めのご飯がまたいい。
豆腐を潰しておでんの汁や飯と混ぜ混ぜして食べるのだがこの飯の固さが何とも言えぬ心地よさを生み出している。

 とうめし2

 想像以上に良かった。

 名店の名に恥じない店だと思います。

日本橋お多幸本店 東京都中央区日本橋2-2-3 お多幸ビル 日曜休
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