2017-10

神田の生まれよぉ

  9月10日木曜日の話

 神田駅のガード下にある次郎長寿司。
日経新聞の人気コーナー「私の履歴書」によるとこちらの大将は浅丘ルリ子の同級生だそうだ。

 何故だか急に「浅丘ルリ子の同級生の寿司屋の親父の寿司」という妙なシチュエーションの寿司が食ってみたくなったのだ(笑)

 スマホの地図を見ながら店があるはずの場所に接近。
はて、この辺にあるはずだが・・?  ガード下に寿司屋らしき物件は発見できない。

 小汚い通路みたいなものがある。 ふと、その上の看板に目をやると・・
ギョッ! 
「呑みネイ 食いネイ 寿司 次郎長」の文字が・・

 次郎長寿司入口

 まさか、ここか?(((( ;゚Д゚)))
それ以上に「この奥 スナック るり」の文字が気になるが・・(; ̄皿 ̄)

 しかし入口はどこだ?
そもそも、こんな場所に寿司屋があるのか? あまり衛生的な感じは(汗)

どんな店でも躊躇なく入れる私もさすがに躊躇した。

ぐるっと周囲を回って偵察をする。  すると裏(反対)にも入口がある。
そして、そこには暖簾がかかっているではないか。

 次郎長寿司暖簾

 ホッ こっちが本当の入口みたいだね。
それにしてもシブい暖簾ですな。 こりゃ凄い!(゚∀゚;)

 普通なら入らないが、ピンポイントで来ているのでドキドキしながら中に入る。

 次郎長寿司提灯

 店内はカウンターだけの寿司屋。 カウンターの内側に老大将と若いお弟子さん。

店は・・相当年期が入っておりますな。

 それにしても・・
カウンターの背後が壁なのは当然にしても不思議なのはそこに何かの抜け穴があることだ。
よく見るとそこが「スナックるり」の入口になっているのだ。

  (´・ω・`)「・・・・・・・」

 ガード下の空間が壁一枚で寿司屋とスナックに仕切られている。 つまり次郎長寿司の中に「スナックるり」の入口があるのだ。(分かるかなぁ)

 カウンターに座っているお客さんの後ろを「スミマセ~ン」と言いながらスナックの客が出入りする。
今日はOLさん達のカラオケ大会みたいだ(笑) 

次郎長寿司の内部を素通りするOLが
「こんばんわ~」 と大将に挨拶をする。
「おいよ~」 と答える大将。 みんな顔見知りなのね(^^;)

カラオケタイムが始まると、さすがにドアは閉めてくれるが隙間だらけなのでよ~聞こえる(苦笑)

  おっと 寿司を摘ままなきゃね。 あまりに店の構造が未体験なので見とれておりました。
ビールを注文したら枝豆も一緒に出てきた。

 ビールとお通し

 まずは大好きな〆鯖でもいただきましょうかね。 大将に聞いたら「〆鯖もシンコもあるよ~」
元気よく答える。 この方が浅丘ルリ子さんの同級生の方かな?

 確認すると「そうなんですよ~、小中で一緒だったんですよ。 先月も同窓会だったんですよ~。」
と江戸っ子らしくきっぷがいい。 それにしても神田の生まれなんだから森の石松並みの江戸っ子だ。
だから次郎長寿司か。

「〆鯖とシンコを半々のお造りでね」
「おいよ~」

 しめ鯖

 フムフム、この〆鯖とシンコ、美味しいッス。 一体どんなものが出て来るのか不安でしたが(^^;)
私以外にもう一組がカウンターに。

 3時過ぎに正ちゃんでスタートしたので結構お腹は膨れていたのですが、
せっかくなので握ってもらわないとね。

 まず鉄火巻。
ワサビがきくぅ~(涙) これが正真正銘の神田(江戸前)の鉄火巻かぁ(汗)

 鉄火

タイも一個もらおう
「タイ? コリコリのタイがあるよぉ~」

 タイ

むむ 本当にコリコリだ。 弾力すごいわ。

「トロもちょうだい」
「おいよ~、しまったぁ~、お客さん1貫だっけ! 2貫握っちまったぁ~((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル」
「い、いや、2貫で大丈夫ッス(汗)」

 トロ

 このトロ、スジっぽく見えるが生っぽい食感で脂の乗りも含めて悪くないです。

 それにしてもお客さんのほとんど(隣のスナックも含め)が、
鉄火、穴キュウ、ゴボウ、かんぴょう、さばガリ(〆鯖とショウガを巻いたもの)などの巻物ばかり注文しているのが超庶民的だぁ(゚∀゚;)

 老大将はその都度嫌な顔一つせず一生懸命握っています。
江戸前の寿司屋って本来こんな雰囲気だったんでしょうね。

 冷酒は何故か2リットルのペットボトルに入れて冷やしてある(笑)
外国人のお客さんが日本酒を何杯もお代わりしている。

外国人の客「ニホンシュ、オイシイネ~」
大将「おう、にいちゃん、そんなに飲んで大丈夫かい! ねえちゃん、面倒みてやんなよぅ!」

 え、江戸っ子の会話だぁ~ (゚∀゚;) (何故だかジ~ン・・)

 谷中生姜はサービスでくれた。

 熱燗

熱燗も一合もらって合計3600円。

 75歳の老大将けんちゃんが今も元気に握る庶民的な寿司屋。
べら棒に美味しいというわけではないが、何とも牧歌的で温かみのある寿司屋だった。

 場末の酒場マニアは絶対にその肉眼に焼き付けて置くべきツッコミ処満載のオイシイ酒場である。

 店の構造が不思議すぎる(爆)

間違いなく人生で最も記憶に残った寿司屋の一つでありました(^^;)
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