宮原酒店
10月15日木曜日の話
カクウチで有名な北九州の折尾。
折尾駅側の川沿いに飲み屋街があるのだが・・・

し、しぶ過ぎますな、これは!(; ̄皿 ̄) 何ちゅう凄いロケーションなんだ!
こりゃ野毛も真っ青ですな!(゚Д゚;)
目的地は宮原酒店という酒屋でございます。
100年以上の歴史があり、北九州のカクウチの中でも出色の歴史があるということだ。
スマホ片手に店を探す。 本当に今は便利ですなあ。
ほどなく宮原酒店の看板を発見。 ホント普通の酒屋ですなあ。

平屋建ての古い酒屋の中がガランとしたカクウチの空間になっているのだが・・
シ、シブいですな・・(涙) こりゃホントに凄い(汗)
何が凄いって普通なのが凄い。 そこにはまったく演出と言う名の策略は存在しない。
ただ自然なる時の流れだけが刻まれた稀有な枯れっぷりが存在するだけである!
最近雨後の竹の子みたいに繁殖している立ち飲みなんぞは束になっても敵わない格調高き廃れっぷりである。
ここまで来るともはや一種の文化財である。
おっと柄にもなく興奮してしまった。
まずはビールでももらいましょうかね。 サッポロの黒ラベルをと、320円ですか(安うぅ)

「何か食べられますか?」と店主のお婆ちゃん。
「そうですね。じゃあ、その焼鳥の缶詰を」
「温めますか?」
「いえ、このままでいいです」
焼鳥の缶詰は温めても勿論美味しいのだが、常温で汁が煮こごり状になっているのが酒のツマミにはいいんです。

温めると汁が液状化して鶏肉だけを食べることになりますが、冷たいとゼラチン状の汁も爪楊枝ですくって食べれますからな。
これが絶妙の塩気で酒に合うんですな。( ̄ー ̄)ニヤリ
「広島の呉から来たんです」
「そりゃまあ」
「戦時中に祖父が折尾に住んでいたんです」
「は~そうですかぁ」
それにしても本場北九州のカクウチは初めてですが、期待に違わぬ居心地の良さである。
これは他では味わえない一種独特の雰囲気である。

やらせ感などは微塵もない、ただ立って飲むだけの空間。
奥には座敷が有り常連が将棋を指している。
その奥には中庭がある。

なんちゅうシブい店なんだ。(゚Д゚;)
店番は小さなお婆ちゃん。 この方が終始ニコニコしていて実に温かみがある。
支払いは520円。 実に内容の濃い520円だった。
さて、せっかく折尾まで来たのですからもう一軒有名なカクウチを拝んでいきましょうかね。
名残は尽きぬが宮原酒店を後にする。
表に出て暫し余韻に浸っていると便所から常連の方が出てきた。
カウンターで私の横で飲んでいた人だ。
なぎら健一を彷彿させるいかにも飲みなれた感じの人だ。

「呉からわざわざ来たの?」
「ハハ、そうなんですよ」
「俺ももう一軒飲んでいこうと思ってるけど一緒に来る? 面白い店があるよ」
「え?」
思わぬ展開に一瞬驚いたが、常連が面白いと言う店に行ってみたいではないか。
「いいんですか。それじゃあお言葉に甘えて・・」
こうして予想だにしなかった地元の大常連と巡る珠玉のカクウチツアーが始まったのであった(汗)
カクウチで有名な北九州の折尾。
折尾駅側の川沿いに飲み屋街があるのだが・・・

し、しぶ過ぎますな、これは!(; ̄皿 ̄) 何ちゅう凄いロケーションなんだ!
こりゃ野毛も真っ青ですな!(゚Д゚;)
目的地は宮原酒店という酒屋でございます。
100年以上の歴史があり、北九州のカクウチの中でも出色の歴史があるということだ。
スマホ片手に店を探す。 本当に今は便利ですなあ。
ほどなく宮原酒店の看板を発見。 ホント普通の酒屋ですなあ。

平屋建ての古い酒屋の中がガランとしたカクウチの空間になっているのだが・・
シ、シブいですな・・(涙) こりゃホントに凄い(汗)
何が凄いって普通なのが凄い。 そこにはまったく演出と言う名の策略は存在しない。
ただ自然なる時の流れだけが刻まれた稀有な枯れっぷりが存在するだけである!
最近雨後の竹の子みたいに繁殖している立ち飲みなんぞは束になっても敵わない格調高き廃れっぷりである。
ここまで来るともはや一種の文化財である。
おっと柄にもなく興奮してしまった。
まずはビールでももらいましょうかね。 サッポロの黒ラベルをと、320円ですか(安うぅ)

「何か食べられますか?」と店主のお婆ちゃん。
「そうですね。じゃあ、その焼鳥の缶詰を」
「温めますか?」
「いえ、このままでいいです」
焼鳥の缶詰は温めても勿論美味しいのだが、常温で汁が煮こごり状になっているのが酒のツマミにはいいんです。

温めると汁が液状化して鶏肉だけを食べることになりますが、冷たいとゼラチン状の汁も爪楊枝ですくって食べれますからな。
これが絶妙の塩気で酒に合うんですな。( ̄ー ̄)ニヤリ
「広島の呉から来たんです」
「そりゃまあ」
「戦時中に祖父が折尾に住んでいたんです」
「は~そうですかぁ」
それにしても本場北九州のカクウチは初めてですが、期待に違わぬ居心地の良さである。
これは他では味わえない一種独特の雰囲気である。

やらせ感などは微塵もない、ただ立って飲むだけの空間。
奥には座敷が有り常連が将棋を指している。
その奥には中庭がある。

なんちゅうシブい店なんだ。(゚Д゚;)
店番は小さなお婆ちゃん。 この方が終始ニコニコしていて実に温かみがある。
支払いは520円。 実に内容の濃い520円だった。
さて、せっかく折尾まで来たのですからもう一軒有名なカクウチを拝んでいきましょうかね。
名残は尽きぬが宮原酒店を後にする。
表に出て暫し余韻に浸っていると便所から常連の方が出てきた。
カウンターで私の横で飲んでいた人だ。
なぎら健一を彷彿させるいかにも飲みなれた感じの人だ。

「呉からわざわざ来たの?」
「ハハ、そうなんですよ」
「俺ももう一軒飲んでいこうと思ってるけど一緒に来る? 面白い店があるよ」
「え?」
思わぬ展開に一瞬驚いたが、常連が面白いと言う店に行ってみたいではないか。
「いいんですか。それじゃあお言葉に甘えて・・」
こうして予想だにしなかった地元の大常連と巡る珠玉のカクウチツアーが始まったのであった(汗)
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