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2019-12

「ちそう そったくいと」 工夫を凝らした美肴珍膳の数々 確かに美味しいね♪(* ̄∀ ̄)

 或る日の事・・ 灘の某酒造メーカーのCEOが「いが餅さん、今度広島に泊まるんで一緒に飲もうよ。 ど~せ暇なんでしょ! では委細よろしく♪」という若干傷つくメールが!( ̄▽ ̄;) 

 ど~せ暇なんでしょって・・ 当たってるけど・・( ̄▽ ̄;) 
要するにどこか「ええ店」セッティングしろってことですな・・・ (´・ω・`)  

 しかし私はセレブリティな方々の舌を満足させるような店は詳しくないのよねぇ・・(´・ω・`)  
立ち飲み専門レビュアーなんでね♪(* ̄∀ ̄)グフ

 広島市内で日本料理といえばまず白鷹あたりが無難ですが、さてどうしたものか。

 ミシュラン三ツ星の季節料理なかしまは名店ですが誰もが知り過ぎているので紹介時の痛快さに欠ける。 最近評判のちそう そったくいとが未訪ながら面白そうだ。

 しかし本番でいきなり未訪の店に行くのも外れた時が怖い・・
取りあえず下見も兼ねて行ってみることにした(* ̄∀ ̄) 

 というわけで・・ 某月某日広島市内に所用があったのを幸い私にしては珍しく電話予約して一人で覗きに来たのであります。
 1,5万、1.3万、1.0万の3コースがあるとのことですが1万円のコースで。

 一般的に価格差は高級ネタを使用するかどうかなので材料的に劣る一番下のコースでこそ料理人の味付け創作の妙が楽しめるとも言えます。

 読者の95%以上を占める庶民レビュアー諸氏もその辺のところをむしろ知りたいでしょうしね(* ̄∀ ̄)グフ

 それにこのような人気店は早晩コースの相場が上って来るのが避けられない運命にある。 今のうちにという助平心が根底にあるのは言うまでもない( ̄ー ̄)ニヤリ

 6時からの予約で5分前に到着。

 そったくいと

外観は新しさを感じさせながらも静穏でシブい面構え。 名店の薫りが漂っておりますな。

 カウンターはすでに半分くらいのお客さんが座っています。
大将と2人のお弟子さんは仕込の真っ最中。 女将が順次客に挨拶をして廻ります。

 瓶ビール

 一皿目が出てくる前にビールを注文。生ビールは置いていない。
瓶はキリン、アサヒ、サントリーの3銘柄。 サッポロ派の私としては少々残念ですが広島ではままあることです。
 
 クラッシックラガーを重富風の3度注ぎにして楽しみます(* ̄∀ ̄) 

 入店10分後くらいに一品目が提供されます。 一皿目は金沢産の蓮根を使った真薯。

 れんこん

 2年寝かした羅臼の昆布を使った餡がかけられています。 昆布ですがかなりしっかりした味ですね。
 
 ちなみに私以外はほとんど1万5000円のコースだったのでしょう。 一品目に赤雲丹が出ていました。 この辺の違いも見ていると面白い。
 
 2皿目は山口県産の雄の渡り蟹。

 ワタリガニ

 今風のレモンキャビア添え。 この料理はどのコースも共通のようです。

 ほぐして表面積が多くなった身にポン酢が絡みついて美味ですな。 添えられたキュウリの味付けが薄めなのでポン酢との相性もよくこれもいい肴になります。

 こりゃどうみても日本酒に合うラインナップですね。 という訳で日本酒にスイッチ。

 日本酒のリストを拝見して黒龍のひやおろし。 

 黒龍

 黒龍は純米吟醸よりも吟醸のほうが美味しいですがちゃんと分かってますな( ̄ー ̄)ニヤリ

 3皿目は走りと名残りの三種盛り。

 三種盛

 北海道産のサンマを軽くスモークしたものと2種類のハモ。

 ハモは山椒煮と白焼き。 サンマの塩気が絶妙です。 山椒煮はもう少し山椒が効いたものが好みですが素材ファーストということなのでしょう。 白焼きは文句の無い美味しさ。 もう一切れくれ(゚∀゚;) 

 ちなみに添えられてある2個の銀杏が実に美味。 ある意味メインの魚以上にウマい。 この10年くらいに食べた銀杏で一番美味しいかもしれない。

 「魚も美味しいですがそれ以上にこの銀杏がいいですね」と思わずつぶやくと「もの凄く美味しいですよね。 私もそう思います」と女将が( ̄ー ̄)ニヤリ

 4皿目はワタリガニの真薯。

 真薯

 利尻昆布をどこぞの蔵で5年間寝かせたものを使用しマグロの削り節と合わせたもの。 マグロの風味が強く出ていますがこれも美味しいです。
 ちなみに1万5000円のコースだと金目鯛の真薯になります( ̄ー ̄)ニヤリ

 一連の流れを見ると燗酒が合いそうです。
という訳で銘柄お任せでヌル燗をオーダー

 出てきたのは西条の亀齢。

 きれい

 西条の異端児とも言うべき辛口の酒ですが実は先ほどリストを見た際にヌル燗一発目はこれとほぼ決めていた。

 最近は広島の酒場でも東北信仰が強く西条のまして亀齢などやや忘れ去られた感がありますがあえて亀齢を置いてあるところがニクイ。

 明治時代のような精米歩合8割で加水無しの原酒。 この種の酒は野武士的荒々しさが身上ですが洗練された味に仕上がっています。 
 温めた酒を女将が小盃で口に含み温度を確認します。 その姿が艶っぽい!(゚∀゚;) 戦前の酒場の燗番娘を彷彿させますな!

 5皿目は・・ここからはお造りですね。 最初はオコゼ、アマダイ、ハギ(カワハギ)の三種。

 御造り

 オコゼは29年物のポン酢で。 アマダイはサスエ前田魚店の6日寝かせたものをワサビと塩で。 ハギは江田島沖で採れたもの。この辺は安定の美味しさ。

 ここで刺身の合間に焼き物が。 5日寝かした富山産のカマスを備長炭で炙ったもの。

 カマス

 これいいね。 美味しいよ。 もう一切れくれ!(゚∀゚;)2回目

 続いて再びお造りに。 5日寝かした駿河湾の金目鯛。

 金目

 これもワサビと塩で。 肉厚芳醇でいいね。
10日寝かした函館のブリ。

ブリ

 これはワサビたっぷりで醤油で。

 大将曰く「10日寝かしたけどまだ若いんだよね。 もうちょい寝かした方が美味しいんだけど・・」とおっしゃりましたが私的には食感も含めてこれくらいのものが丁度いい。 
 
 ちなみに食べた感じは3日寝かしくらいの瑞々しさがある。 熟成しきっていないという面で「もうちょい寝かしたいんだが・・」と大将が言うのも分かるけどね。

 ちなみのポン酢以上にオリジナルブレンドの醤油の味がいいね。
調理の合間に大将がまな板に除菌スプレーをたっぷり振りかけているのが見える。

 この種の作業は割烹でも見える店と隠す店があるがこの店は色んな意味でオープンですな。
雑然としたところは好みが分かれるでしょうが割烹は臨場感も含めて味の内なので個人的には好きです。

 6皿目は山形のオバコサワラ。 オバケサワラじゃないよ( ̄ー ̄)ニヤリ

 サワラ

 山形のサワラはこの10年くらいで人気急上昇だそうですが大将曰く「瀬戸内のモノとは全くモノが違う。 オバコとは生娘のことです。 脂のノリが違う」とのこと。 き、生娘ですかぁ~(゚∀゚;)
 
 身のしっとり感、脂、確かにウマい。
ちなみに1万5000円コースはノドグロの焼物です。

 う~む、これは酒が進みますな。 ヌル燗2本目もお任せで。
出て来たのは青森田酒の特別純米。 田酒を燗で持ってくるのがニクイですな。 純米を燗にするのが一番美味しいですからね。


 田酒

 7皿目は愛媛の里芋とどこぞの舞茸。 これにイリコ、昆布、果ては舞茸の出汁までミックスした複合的な出汁。

 里芋

 非常に濃厚な味です。

 昆布の有名なお店なので上品な味付けの店かと思っていましたが味は総じて濃厚でしっかりしています。
酒飲みが喜びそうな料理のラインナップで文字通り酒がすすみます。

 8皿目は仙台牛のA5・12等級のローストビーフ。
霜降り度は12段階で評価しますが8以上がA5。 つまり12はA5の最上級です。 当然ですが雌の未経産。

 ローストビーフ

 ちなみにこの牛が最後に食べた藁でスモークしたものだそうです。 凝ってますねぇ(´・ω・`)ホンマカイナ
うん、これも美味しいですよ。

 それにしてもキプロスの岩塩がウマいですな。

 塩

 塩を舐めながら酒をチビチビやるのは古来よくある話ですが岩塩の結晶を摘まんでかじりながらヌル燗の盃を舐めるのも中々乙なものです。 血圧が・・(;´Д`A

 〆は一人分ずつ土鍋で炊いたご飯に新物のイクラとトリュフをトッピング。

 トリフご飯1

 トリュフの薫りが素晴らしいね。 イクラの味付けも絶妙です。

 2杯目は卵かけご飯に。 

 トリフご飯2

 こりゃ実に美味(゚∀゚;)
最後に白胡麻のプリン。

 プリン

 これも濃厚で美味しい。 甘みも丁度いい。

 合計で税込16900円。
酒を飲む人は結局これくらいの値段になってしまいますね。 中々楽しい2時間15分でしたよ。

 海内の美酒美肴、秋津島の珍膳とも言うべきですが一番印象に残っているのは錦繍の美衣、清風流れる如き美人女将の笑顔であることは言うまでもない( ̄ー ̄)ニヤリ
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広島県呉市在住 
酒をこよなく愛している男です。
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