2017-10

安兵衛にて司牡丹を飲む

11月21日水曜日の話

 博多の二夜目。

 18時前にホテルを出て、目的地たる安兵衛のある西中須に向かいます。
平日ですが、結構な人通りですね。

 路地裏のようなところに入りますので結構探しましたが、なんとかたどり着きました。

 暗闇の中に安兵衛の看板が見えます。

 安兵衛看板

店内に入ると、既に3組のお客さんがおられます。
おでん鍋を臨むカウンターには二人掛けの長椅子が4脚。

 おでん鍋の真ん前には常連らしきご夫婦。 その横の椅子に「相席でお願いします。」とおっしゃる。 もちろん異存はありません。

 飲み物は瓶ビールを。 おでんは鍋と壁のメニューを交互にみながら、
つくね、ダイコン、ロールキャベツの3品を注文。

 安兵衛おでん1

 お店は噂通りの年期もので、適度な枯れ具合が何ともいえません。
右隣りの常連さんと仲良くなり色んなお話を聞かせてもらいました。

 偶然ですが本日この日が51回目の開店記念日だそうです。

店は当時から同じ箱とのこと。 私の座っている椅子に中尾彬夫妻も座っていたよと笑っておられた。

 おでん鍋は銅製の大鍋で、整然というよりはごった煮状態です。
おでんのつゆは濃いですが味は意外とあっさりした味付けです。

 安兵衛おでん鍋

 途中、土間のカメから柄杓で醤油や出汁をすくって鍋に加えています。

 ロールキャベツは食べていると玉ねぎのみじん切りがポロポロ出てきて面白い。
ダイコンも見事に味が滲みております。 つくねは本当においしい。 イワシの味が濃縮された味で、最近食べたつくねでは一番おいしいかもしれない。

 日本酒は司牡丹の純米辛口のみ。 龍馬が好きなのかな。
新しい一升瓶を開けると杯に酒を注ぎ、鍋の近くの壁にある神棚にお供えします。

 神棚

 そして熱燗が温まったころ、一緒にお客さんに提供しています。
非常に感銘を受けたシーンでした。 短い滞在時間でしたが、神棚に何度か手を合わせているところを見かけました。

 熱燗はもちろん湯煎。 焼酎のお湯割りも水と焼酎を混ぜた器を湯煎して温めているところが興味深い。

 司牡丹熱燗

 二皿目は玉子、春菊、がんもどき。
がんもどきは手作りだそうですが、これ又おいしい。

 玉子は殻付のまま鍋で煮ている。 こんなのは初めてです。 注文があるたびに鍋からすくい上げて殻をペリッとむいてお客さんに出されます。 殻はまっ茶色で、中身にもしっかり色が付いています。

 春菊は注文を受けてから丸ごと一束鍋に入れられます。
客席から思わず オオ~ッと溜息が漏れます。

 いや結構なもんです。 春菊は思ったよりも多めだったので相席の東京から来たとかいう方におすそ分けしてあげました。

 安兵衛おでん2

 店内には予約の電話でしょうか。リリリ~ン と厨房近くの黒電話がよく鳴ります。
携帯やプッシュホン以外の電話の音は久しぶりに聞いたかなあ。
店の雰囲気によくマッチしています。

瓶ビール1本、司牡丹のお銚子2本、おでん6品、お通しのメザシ1皿、
 〆て4095円。

 非常に雰囲気のある店で、高齢の大将の仕草、仕事ぶりを眺めるのも味のうちというのか、筆舌に尽くしがたい妙味があります。

 名店の名に恥じない店でした。

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広島県呉市在住 
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